#224 迷宮ラブソング

 

ドラマ・映画「謎解きはディナーのあとで」主題歌。

ドラマ・映画のコミカルなストーリーとはちょっと設定が違っていると私は感じるのだけど、

影山の執事としてのマインドをこの歌詞を通して想像すると、なかなかに深い愛だなと感じる。

 

この曲は歌い出しの「生まれる前から知っていたような」が最大のパワーワード。

とても運命的というか、自分で得たものとは別次元の結びつきをザワザワと感じさせる。
なんか、イントロの懐中時計の音が意外と大事じゃないかな?

これによって「生まれる前から知っていたような」という言葉がより響いている感じがするし、

時間的な奥行き(深み)をもたせているようにも感じる。

「今」の雅やかな感じではなくて、脈々と続く雅やかな感じ、というか。

もちろん、なくたって言葉の意味は伝わるのかもしれないけど。

この時計がなかったら、歌詞から沸き起こる神秘的な感覚はそれほど沸き起こらなかったじゃないかな、と想像する。

 

しかもね、「生まれる前~不意に出」までシンセ(しかもちょっと古め)とギターしかないんですよ。

で、「会った~」でジャージャジャッ、ジャジャ!!ってぶあっ!と圧が来る感じ。

運命的なのが不意打ちで来た…!!!っていうのが、この静と動のメリハリ一瞬で伝わってくるっていうね…(ちなみに2番は手抜k(それはお前だ))

 

 

「生まれる前から~」という感覚を抱きながら

「誰よりも見ているし、誰よりも助けになるよ」っていうのはもう無敵じゃん。

 

無敵すぎて、もはや執事っていうか王子並み。

 

ラスサビ前の智ソロなんか…

最奥から光を背負う王子(もはや執事ではない)がパァァァァァァァ!!!て。。。

これはぜんぶ直前のキラキラ音(ウィンドチャイム)のせい。

このタイミングのキラキラ音は罪深い。罪深すぎる。お膳立て完璧。

生まれる前から知ってましたよ!ええ知ってます!!←

 

というわけで(どういうわけだ)、たった4小節で智担を掻っ攫ったところで、

2段階(ぽい)転調。クッソ盛り上げ上手…こっちもアガるしか選択肢がない。

 

無理な/無意味な/意味が伝わらない転調は違和感を覚える方なので、

たまに「うーん」って言ってるときは今までもあった気がするんですけど、

この曲の場合は、ガン!と上げたほうが「僕」の「力強さ」を表現できてる気がする。

あぁぁこういうところのさじ加減はプロというか…本当に見事だなぁ…と思います。

 

作曲のiiiSAKさんは2010年に急に現れて、2012年で急に消えた個人的に謎の作家で、2017年に急にカムバックするというUFO性があるのですが(表現…)

音楽著作権等の情報からスウェーデンの作曲家であることまでは分かっています。

ただ、所属の音楽出版社「Hitfire Production」のウェブサイトを見ても、写真が載っていない。

ちなみにHitfireのCEOはいまや日本のアイドルグループから安室ちゃんまで幅広く手がけた百戦錬磨のErik Lidbomなんですが…うーん。これはもしや別名義か、ユニット名なのかも?ともチラッと。(根拠なし)

 

2024/8/21追記

Wikipediaによると、Erik LidbomはiiiSAK、Dr Hardcastleの別名義がある旨記載があります。


さて、ブルーレイでのおすすめは「アラフェス'13」。

一言で、さとし炸裂ね。

今すぐ見なさい(強制)

 

 

私の個人的な提案ですけど、

ねぇ、この曲もっと結婚式に使おう??

 

「One Love」も「Love so sweet」もいいけど、めっちゃ結婚式向きだよ。

個人的には結婚式をやりたいとかそういう願望はないけど、

何かメモリアルなことをやるとしたら、この曲は選びたいかな照れ

 

この曲もまた、期せずして今の嵐と重なるエモさ。

 

Data #224 迷宮ラブソング

収録:シングル「迷宮ラブソング」、アルバム「Popcorn」

発売日:2011/11/2

作詞:伊織

作曲:iiiSAK,Dyce Taylor

編曲:Trevor Ingram

ソロパート:相葉・松本・二宮・大野・櫻井

サクラップ:なし

サトフェイク:なし