ご無沙汰しておりましたー!
最近はTwitterで呟いてばかりで…
「忍びの国」が良すぎて、(私個人としては)あろうことか2度見ただけで色々とダメージを負い…
(注:ここの管理人はとーっても不器用なので、映画もドラマも小説も最低3日は日常生活に支障をきたすほどあれこれ考え始めて楽しくなっちゃって自分で止められなくなる特異?体質です)
ストーリーに集中できて色々考えられた映画だからこそ、
終わりのない世界に吸い込まれそうで、
なんだか落ち着いてパソコンの前にも座っていられず。
そのまま、THE MUSIC DAYになだれ込み、ナラタージュやらレシピやらワクワクやらツアーやら情報が次々と降ってくるし、私の貴重な週末がいろんな行事で潰されていくし、興味ばっかり増えていくし、時間足りない…もう無理!!ってなって逃走(定期なのでご心配なく)
で・す・が!!帰ってきました。
そう、これだけはこの時期に公開しないとね!!!
その名も!
「夏の名前」をふたりでハモってみた♪
【Emina×オカピ 夏の自由研究】
イエーーパフパフ!!!
こっそりやっておりました、ええ(笑)↑まだ夏休み入ってないのに優秀でしょ!!
「歌割りブログ」でお馴染み、オカピやんとのコラボ第二弾でございますー!!
第一弾のMiles away以来、もう楽しくなっちゃってね。出来上がったのは6月下旬なんだけど、
その頃はまだ北海道は涼しく、本州も梅雨が続く時期だったので、ちょっくら温めておりました
(その時はこんな暑くなるなんて思ってなかったよ…)
ベースやボイパは打ち込みでやってますが、
アレンジ自体はアカペラ向けにしたので、アカペラバージョンです!(笑)←強調
アレンジもオリジナルですよー!!!
まずは、お聴きください。嵐の「夏の名前」、アカペラバージョンです。どうぞ!
どうでしょうか…雰囲気保ててるかなぁ…?!
映像は曲の歌詞に合いそうな写真をいろんなところから持ってきてみました♪
(PAKUTASOさんありがとうございます!)
さて…解説とか思ったこととか。
パート分けは?
ボーカル&1st・3rdコーラス→オカピ
ボーカル&2nd・4thコーラス→Emina
楽譜はリードボーカル&コーラス合わせて4声と、ベース&ドラムスの6人構成バージョンをオリジナルで作りました。
「あの時と~」の唄い出しの声がEmina、「僕たちは~」の声がオカピです!
レコーディングって結構大変…
もちろんこちらはめっちゃアナログでやってるので、嵐さんとは比較にならないかもなんだけど…例えばね、自分が「ファ」だと思って歌っていても、録音で聴いてみるとちょっとだけ高めだったり、低めだったりすることって結構あるんです。「夏の名前」は爽やかーな曲なので、ちょっとフラット気味だと爽やかさが損なわれたり…ボリュームのバランスによっても雰囲気が全然違うので、結構な試行錯誤をね!!しましたよ!!
アカペラやコーラスで一体感が出る時って、その微妙なズレを他の人の音を聴きながら修正出来ているときだと私は思うんだけど、嵐は5人全員、一通りレコーディングするんだよねー。
(この前WESTくんは違うって聞いてどのグループも全員歌うわけじゃないことを初めて知った)
その中で、誰のドラマの主題歌かとか、色々と大人の諸事情とかも織り交ぜながら、歌割りを決めていくんだと思うんだけど…
それを後から覚える嵐もすごいけど、
そもそもこの作業はエンジニアの人が大変だなって…!!
1パートずつレコーディングするのってどんな工夫してるの!?ってねー。
気になっちゃうよねー(笑)
嵐のレコーディングエンジニア=谷田茂さんのプロの仕事
ちなみに、嵐のアルバムを1枚目から持っている方は一通り見てみると分かるのですが、
『HERE WE GO!』以外、レコーディングエンジニアにはビクタースタジオの谷田茂さんのお名前があります。初期に入っていた秋元さんとかはもっとベテラン。
お調べしたところによりますとですね、、、なんと、、、
2005年、2006年、2011年、2013年、2015年、2016年と「日本プロ音楽録音賞」に選出されていました。
この賞は応募制のようなので、オリコンのようにリリースされた楽曲全てが対象ではないのですが、
実際に受賞した楽曲を聴いてみると、楽器特有の音の響きや深み、輝きが見事に表現されていて、正直、えっ?!こんな仕事ができる人が嵐のレコーディングを十何年もやっているの…!!と一人夜中に興奮してしまいました。
アーティストは「paris match」。Victor Entertainmentの公式で試聴できます!
「killing you」が2016年の受賞作です。http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A014532.html
谷田さん以外にも何人かレコーディングエンジニアやミックスエンジニア、マスタリングエンジニアがいらっしゃるのですが(マスタリングは川崎洋さんが多いですね)、
よく言われる嵐の「一体感」のある歌声っていうのは、谷田さんの技術の賜物とも言えるのかなーと、今回「夏の名前」をやってあれこれ思うのと同時に、エンジニアの仕事がどんなものなのか、どういうところを聴いて調整しているのか、知りたくなりました。
アレンジャーとして工夫したこと!!
アカペラアレンジで大事なのは「要点を外さないこと」と「不要なものを削ぐ」ことだと思ってて。
アレンジ担当として心掛けたことを挙げます!!
原曲のストリングス
夏の風を表しているようで、とても曲の雰囲気として大事なパートなのでとにかく良く聴こえるところなど「要点」を外さない様に。
ピアノ
この曲の雰囲気を和音で表現しているので、ここをコーラスパートに置き換え。
ギター
残念ながアレンジでは大幅カット(笑)Aメロで同じ音を繰り返す(ピッキング)のがベースパートとほぼ同じなので、ギターの部分の多くはベースに委ねました。
1番と2番の違い…”静”か”動”か
これに気づいてくれる人がいたら嬉しいなぁ…1番と2番のAメロを比べて、2番をより疾走感があるようにコーラスを変えてます。1番は「トゥトゥトゥトゥー」、2番は「トゥーットゥーッ、トゥトゥトゥッ」。原曲を聴いてみると、1番のピアノは表拍で和音をジャーンって弾いているだけ、2番はもうちょっと手数が増えて、裏拍も混ざったりしてる。1番のAメロは、状況を描いているのでどちらかというと「静」、2番のAメロは、場面が動きつつあるので「動」。そういう差をつけることで、場面が変わったことを表現していたので、それを参考にコーラスを作りました。
「でも、たぶん、もう…行こう」
この曲の私個人の解釈として、「目の前が真っ暗になる~」の部分には、主人公の「僕」の落胆や揺れ動きだけではなくて、一緒に行くことを選ばなかった女の子に対して、引き下がれない覚悟というかそういうものをなんとなーく感じました。なので、コーラスでそれぞれ違う人が「でも」「たぶん」「もう」と言う事で心の揺れ動きを、「行こう」で「僕」の決意を表現しました。
ちなみにこのコーラスワークは「Unknown」の「静かに打つ鼓動~(鼓動~)(鼓動~)」があまりにも秀逸すぎてなんとか採用したかったっていう裏話もありまーす(笑)
ラップ部分
ほんとラップって大変。音を追うだけでも、言葉を発するだけでもだめ、抑揚の一つで景色が変わるからヌァァァァ!ってなって結局Take36まで…録りました…。櫻井翔ってすげえええ。
ちなみにCDの音域で歌っても何言ってるか全然分からなかったので、「Beautiful World」のDVDで高めに歌っていたのを参考にしました。
我々ながら…
毎回、オカピやんとやってて、声シンクロした…!!って興奮してました。
同時録音でなくとも、相手の声を聴きながら歌うってすごくすごく一体感が生まれるなぁって改めて確認。…あれ、Miles awayでも言ったか?いや、大事なことは何度でも言う!(笑)
うちらでもある程度できたんだから、嵐さんにもそういう意識がありそう!!
あったらいいなって夢が膨らむ…!!
こんな感じですかね!
YouTubeで公開したのが昨日の深夜だったんですが、もうコメント頂いて…!!
良かったら「好評価」押してくださいなーーー!!
追記