夏休みの自由研究、提出まだ間に合いますか?←夏休みの1か月前リリースだったよ

 

もー何回書き直しても道草脱線ひどすぎてまとまらなくて自分で書いてても腑に落ちなくて…

でも、旅先のブラジル音楽が好きなギター弾きのおっちゃんのお陰で

先日もう何回目かも分からない「忍びの国」を見て一気に謎が解けました。

 

 

1.つなぐ

全身たいつw「つなぐ」が表現されている?イントロ

イントロからあれこれ思い浮かんだものを並べてみると、

古代中国→平安→中世→現代と、あらゆる時代を「つないでいる」ことに気がつきました。

ファーーン右上矢印とスライドアップで始まるのが古代中国っぽくもあり、

平安朝から続く雅楽(の篳篥)っぽくもある(ルーツは中国だから似るのは当然)。

ただ、これを雅楽のような高貴な楽器で表現するのはここでは違いますよね、

なんたって映画の主人公は普段はただの百姓の忍者ですから。

そこで、近世邦楽の代表的&庶民的な三味線をバックに忍ばせて泥臭い方にシフトさせ、

現代ロック(ハード寄り)のディストーション(歪んだ)ギターをメインに据えることで、

それぞれの時代の特徴を残しつつも、現代の表現を達成しているような気がしました。

 

全身たいつw三味線とロック(ハード寄り)

なんで今回は低音バリバリのロック調だったのかな、と考えていたのですが、

津軽三味線は、アグレッシブだったり音階がマイナー調であることが多く、

ハード寄りのロックとは結構共通項があるんですよね。

ロックを入り口にして民謡音階寄りにしたのか、三味線から発想を得て現代的にするためにロックを用いたのか、それは作った方やアレンジャーにしか分かりませんが、

個人的には、映画という性質上、現代の目線から戦国の世の泥臭さや鋭さを表現するものなので、

現代の人たちが分かる「言語」としてロックを入り口にして、三味線を重ねることで戦国の世に引き寄せるようなイメージで作ったのかなーなんて思いました。

 

ちなみに、三味線については「心の空」やJaponismツアーで三味線を担当した小山豊さんが、

参加のお知らせがありました。

全身たいつw忍者っぽさ」の必要性…?

実は、最初聴いた時の感想は、あれ、あんまり忍者っぽくないな…と。

映画のストーリーも全然分かってなかったし、初聴きの評価といったら自分の固定観念と照らし合わせる他なく。

そう思ったら何となく「ぽくない」問題は「ぽい必要がない」のかとも。

そもそもスパイ映画みたいに、「忍ぶ」ことで何かを達成するストーリーでもない。

かえってバリバリの忍者感はなくてもいいんだろうなと、映画を見てから納得したかな。

 

そもそも自分の中の「忍者っぽい」ってなんだよ、ってならない?(道草はじまった)

忍者ハットリくんのテーマ曲なんてポップすぎるし、

水戸黄門のくノ一のシーンの音楽だってそんなに思い出せない。

そういえば大野智のCDデビューは忍たま乱太郎の「勇気100%」だけどやっぱりポップ。

(NARUTOは分からないので省略)

強いて言うならちょこまかこそこそしてるというか…

忍びが中世日本の”スパイ”なんだという点では、「スパイ大作戦」のテーマ曲

が醸し出す雰囲気は共通項があるとは思うんだけど。やっぱりマイナー調にはなるよね。

 

全身たいつwベース&ギターが一体となったフレーズの謎

基本的に、「ンッジャージャージャー|ンッジャージャージャー」と続くベースとギター。

これです。これがずーーーーーーーーーーーーーっと引っ掛かってたんです。

なぜこのフレーズから、人々は”日本的なもの”を感じるのだろう。

たしかにオカピがこの曲を「ニロ抜き(短)音階」と言っていたように、

このフレーズもその一端を担っている、というのはある。

だけど、それだけでは何かが足りない…

 

(ここで約1ヵ月、答えが出せず筆の進まぬ日が続く)

 

連休中の旅先で、アマチュアミュージシャンのミニコンサートに出くわしたんだけど、

ブラジル音楽が趣味というアコギのおじさまが、MCでブラジル音楽のリズムの取り方を教えてくれた。

日本の、明治以前の音楽というのは2拍子が多くて、2拍子といってもトと上から下に振り降ろすリズムだが、ブラジル音楽というのはンと下から上に振り上げるリズムでして…ウンヌンカンヌン

この時は、ああ確かに久保田利伸も同じ取り方をする時があるなと…

(※久保田はR&Bのイメージが強いがボサノヴァやレゲエなどブラジル音楽にも造詣が深い)

この時は、下から上に振り上げるリズムの方に興味が行って終わったんだけど、

今日、忍びの国を(また)観てエンディングで、ようやく気がついた。

ああああああ二拍子だ…!!!!!|д゚)

…もうどこかの誰かが絶対気づいてると思うんですが。

いや、厳密にいうと4拍子なんです、ボーカルを中心に考えると。

だけども、ベースとギターのフレーズは、2拍子×2なんですよ。

(4拍子と2拍子の違いって、4拍子で完結するか2拍子で完結するかの違いと思ってますが違ったらごめんなさい)

ギターのおっちゃんが言ってた2拍子が多くてっていうのは、

もっと説明すると、日本人の文化や言葉に由来しているってことなんですな。

例えば作業の掛け声として、2拍子というのはとても作業に向いている。

「イッチニーイッチニー」とか「エンヤーコラショー」とか。

日本語の作りとしても、2拍子とか4拍子というのが基本になっているんですよね。

他には…例えば三々七拍子。ちょうどいいネタがあったのでペタッ。

べつにこれじゃなくてもいいんですけど(笑)

三々七拍子と言いますけどね、、、本当は二二四拍子なんですよ。(四四八でもいいんだけど)

いきますよ、お手を拝借!ヨーォ!!

ン、ン、ン。ほらーーーっ!!

 

調べてみると、他にも俳句や短歌、川柳、標語、童謡…etc、

至る所で2拍子や4拍子をベースにしたものが多いのが日本語の一つの特徴なんだそうです。

※ちなみにヨーロッパの言語は三拍子とか、いろいろあるみたいです。

 

と、いうことは、そういうことですよ!

この曲のえもいわれぬ「和」っぽさって、日本人に染みついた2拍子が呼び起こされてるんじゃないかなと!!!

和楽器でない、ディストーションギターを使っても、和っぽさが残るって、

もう、これしかないと思います。

ニセコの宿で演奏してたおっちゃんにありがとうと言いたい。お陰ですんごいすっきりした。


2.お気に召すまま

HeyDJ!「お気に召すまま」×「On Sunday」マッシュアップやってくれまじで←

On Sunday」とは、嵐のファーストアルバム「嵐 No.1-嵐が嵐を呼ぶ-」に収録されていまして、

カウベルさえ足せば雰囲気合ってるんですよね(笑)

 

ガーンAuto-Tuneの意味…

爽やかでなだらかな流線を描くラフさ。

イントロのサトフェイクとしょさんのところで不自然(?)な揺らぎがあるのは、

「Auto-Tune」という、音程補正ソフトを使って加工しているのではと思います。(シロウトの推測)

これ、簡単に言うと録音した歌声をあらかじめて設定しておいた音程に寄せる加工ができるソフトなんですが、有名なところで行くと、Perfumeの「ポリリズム」とか

Daft Punkの「One more time」とか

数えたらキリがないっす。

 

個人的に、非日常の世界を表現するのにAuto-Tuneで加工するのはアリだと思うんですが、

この曲で使うのは正直私の好みでは…ないか…な…と…。正直、意味を感じないです。(好きな方ごめんなさい)

爽やかさは最高なんだけども!!

何かその方が良いと判断した理由や意図があるのでしょうけどね。

私にはそれを想像して理解する引き出しがまだないです。

今は自分のポリシーも邪魔してるみたいなので、いつか分かる日が来るといいな。

(Auto-Tuneを諸悪の根源にするような議論も好きではありませんので念のため)

 

ラブサビをファルセットで彩る

相葉くんは確実にいる。ファルセット雅紀がいる( *´艸`)

Earth,Wind&Fireとかあの辺のジャンルってサビが思いっきりファルセットじゃないですか。

それをリスペクトして取り入れる時代が、なんか星野源のお陰なのか

なんだかよく分からないけどJ-POPにも来てる気がする。今までもなかったわけじゃないけど。

(私がBRADIOを聴きすぎているという可能性もある)

 

3.Reach for the sky~天までとどけ~

爽やかなくせに唄い出しから低いのよ!いいけど!(笑)

本当に制作陣は相葉くんの使い方を完全マスターしたよね…。

落ちサビとか、大野さんに頼らずに進められる世界がどんどん広がってゆく。

 

4.抱きしめたい

イントロすぐにSugar and saltをテンポアップしたのかと思ったら、

「しーあわせってなーんなのー」って続きそうな、

なんとなくしょさんソロチックな雰囲気を纏い続ける曲(笑)

 

あくまで私の感想です。

あとニノの「ヨーセオリー」が好き。

 

こういうリズム、なんていうのかな、両手左右に広げながらツーステップ踏めそうな感じ。

15時以降に車でかけたい系です。

 

5.Under the radar

イントロからしてMJ×DJ出てこなかった?←私の頭の中

やっぱり私こういうサイバー系は巧みなところが多いからなのか好きだなぁ。これにAuto-Tune使うのは全然あり。

 

グラサンイヤフォン推奨!

この曲はイヤフォンで聴く価値かなり高い気がします。

Supersonicもそうなんですけど、低音の響きが他の曲に比べて数倍奥行きがある。

それと、

これね!!

歌詞に合わせて突然これをぶっ込むとかほんと攻めてるし、

ついでに言うとコーラスまで不協和音なんですよ。

瞬時にプログラムミスを表現する芸の細かさ。

「プログラムミス~」の不協和音のついでに、1番の「光と数字に~」も同じでした!

なんか、2人が外側に向かって歌っているように聴こえて、ステージングまでイメージできる凄さ…。

 

CDおまけ:いろいろ思い出したやつ

いろいろ説明しますね。大人の事情で公式以外は貼らないので、各自調べてください

 

Whoomph! /Clock

これはですね遡る事20数年前、アイドルオンステージで堂本剛君がカバーしてた曲なのです。覚えてる人いたら奇跡。雰囲気ね、雰囲気。


Axel F/Clock
サビのベースラインを聴いて思い出したのはこの曲。ほかにもっと近いのあるんだろうけど。

この曲は…「朝まで生テレビ」で有名かしら。

 

PARTY/EX-IT

これは「ミュージックジャンプ」で黄金期Jr.がダンスしてた曲。

これもベースラインかな…結局キーが同じってだけか(笑)


Face Down/嵐

結局同じキーの曲ばっかりだな(笑)

ベースがかなり効いてて、いや打ち込みなのは分かってるんだけど、

ベースの通常の最低音より何音も下に調弦してる(弦を緩めてキーを下げてる)っていうのが、普通ではない、異質な感じを醸してるという意味で。

 
supersonic/嵐
これもキー同じなんだけど(笑)低音の響きが他の曲と全然違うシリーズ。

量販店で置いてる重低音系のイヤフォンで試したら即買いしてしまいそうなくらいの差だった…!!

 

Disco star/相葉雅紀

似たベースラインなのにこうも違うかと思いまして!!!(笑)

 

 

最後に。お願いだからライブでやってくれ。円盤に刻んでくれ。