お待たせしましたー。久しぶりの更新がなんと200曲目♪残り20数曲。
なんて言っているうちに新曲がリリースされ、今のところ永遠に終わらない計算です(笑)

#199 Lφve Rainbow

曲名Rap詞作詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
Lφve Rainbow-furaha
Octobar
iiiSAK
Dyce Taylor
ha-j-××


潤くん主演『夏の恋は虹色に輝く』の主題歌になりましたこの曲。
潤くんが指揮者の振りをして4人が弦楽器奏者のような振りで踊るという!!
これ好きですねぇ。
爽やかなポップチューンなんですが、歌ってみて始めて気付く想像以上の爽快感。
サビの音が1音ずつ徐々に上がっていって、コーラスも厚みがあるので、ワクワク感もあるんですよね。
この1音ずつ上がっていくというメロディー、私は「階段」と勝手に呼んでるんですけど
まさしく階段のようにちょっとずつ上がっていくので、
アレンジのときには「一歩ずつ前進していく」とかいうような意味合いで使っていました。
典型的なのは平井堅さんの「KISS OF LIFE」。
イントロの「♪everyday,everynight~」で1音ずつ上がっていったあとに「始めよう」というフレーズが入る。
KISSの大切さをシンプルに歌ってるんですけど、
私はそこからいろんなことを「ステップアップ」させていく、というイメージが音から湧くんですよね。
「Lφve Rainbow」もまさにそうで、夏虹のドラマの展開の印象もあるからなんでしょうけど、
そういうワクワクしたイメージが合うんですよね。だからこそ、爽快。
大雅の役者としての成長が本当に階段を一歩一歩登るようなのと、詩織さんとの距離の縮まり方がホント一歩一歩だったのが(笑)
このサビの「階段」に反映されているようで、ドラマの主題歌としては抜群でした。

#200 over

曲名Rap詞作詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
over-みうらともかずHIKARI佐々木博史AMNOS××


なんというか「LIFE」といい「虹の彼方へ」といい、
みうらともかずさんの詞は「電話」とか「TV」とか「Blog」とか現代的で身近なものが出てきます。
なのにどこか抽象的で、切なさをまといつつも、前へ、前へという眼差しも感じることができる。
みうらさんのブログを見ることがあるんですけど、生活すべてが作詞家なのですよ。
いろいろと書いてきて分かったことですけど、
作家さんにはカメレオンのようにアーティストに合わせた曲を作る人と、
作家さんそのものが詞に表れる人と、いるんですよね。これがなんとも面白いなぁと。
タイトルの「over」。
"My turn is over"と言うように「終わる」という意味もあれば、
"over the rainbow"というように「越える」という意味もあり。
今回は前者のような気がしますが、後者もちょっと捨て難い。
「捨てられない切なさ」がある時点で、何かが終わっているのであり、
「夢の後先の傷跡に残す誓い 大切なもの」という時点で、傷跡を越えて前を進むのであり。
そう考えると「over」という言葉はとても奥深いもので、「終わりを指しながら後先を目指す」という。
なんとも絶妙な命名なんでしょう、みうらさん…。

さて、サトシックとしてはこの部分に触れないわけにはいきません。
Bメロソロは、鼻血だして卒倒しますね。したでしょう。
やわらかな風、と歌うなら、彼はどこまでも果てしなく無垢に柔らかく歌う。
しかも、2番のBメロなんか…彼のカンペキな歌い分けに一人涙を流しましたよ。
はて、その歌い分けとは?
「もう今は」「そう今も」の違いです。
以前も「曇りのち、快晴」で「DAN!DAN!DANG!」の歌い分けについて書いたのですが、(#166を参照
前の音をそのまま引っ張って次の音へ移行する「レガート」が絶妙に上手い。なんだこれ。
はい、お手元の音楽再生プレーヤーで今すぐ確認してください!そして、2分25秒あたりから再生。
「もーうぃーまはー違ってても」
「そう いーまもー」
分かります?!お分かりになります?!
「そう今も」の「そう」で1回置いてる、というか、次の「い」をはっきり言うことで分けてるんですよ。
ひぇーーーーーなんちゅう表現力。
確かにしゃべる時って「もう今は」って続けることが多いけど
「そう今も」はできれば「そう」で1回区切りたいところ。
どなたのアドバイスか存じ上げませんが、これを綺麗にやってのけてしまうなんて。
とどめの一撃はバックの音楽も消えて「心の中に~」って!!!
脳内では。でっかいステージでピンスポ浴びて、眉間にちょっとしわを寄せた智さんが、
あの綺麗な手で胸に手を当ててこのフレーズを歌う…っていう妄想が広がってしょうがない。
まだ、あるの?!え?!ブリッジ?!
下ハモリはJ様とみた。ブラボーですな。
ちょっとリピートしすぎて心拍数が異常なんでそろそろやめます(笑)

最後に一つだけ。『Be with you』に何かが似ていますよね。
長めのソロがあり、サビで初めてユニゾンだからなのか、ピアノとストリングスの構成だからなのか…。
でも内容はこっちの方がぐんと大人で…なんかそういうところも泣けます。