#191 let me down

曲名Rap詞作詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
let me down櫻井翔田中 直AMNO


なんだろ、妄想男子系多くない?(笑)
ソウルっぽくかつリズミカルな曲なのですが、草食男子の叶わない恋の曲かと思ったら
途中から実はストーカーに近いってことが分かり、どっひぇー!!
関根勤さんがよく話してる「妄想デート」に近いものを感じる(笑)

辞書的に言うと let me down=自分をがっかりさせる なのですが
俗語的には「自分をオとして」という意味にもなります。
この曲ではDon'tがつくと「がっかりさせる」方の意味、つかないと「オとす」という意味になるようです。

I'm gonna say let me down...
なんとも訳しづらいのですが…
後の歌詞を読めば読むほど「僕をオとしてって言っちゃいそう」っていう怪しい訳に(笑)
サビまでは妄想彼女の設定を延々続け、
サビに入れば二人っきりの世界がいい、誰にも干渉されないのがいい…という妄想。
また妄想彼女の設定その2が始まり、2サビで勝手に嫉妬してるって、さらっと衝撃発言ですよ。
交差点ですれ違ったコでこんなに妄想してたの!?っていう(笑)

こうやって言葉にするとアブナイ。
けどまぁ、相手が嫌がらなければ妄想の自由があるのも事実なんですけどね(笑)

さて、サウンドの方に耳を傾けてみると…
『Time』の『Love situation』のように2:3に分かれてます。
ちなみに『Love situation』は 大野&松本:二宮&相葉&櫻井でしたが
今回は 末ズ:山+あいばちゃん。

マニア向けに見分けるポイントは
Aメロ1
ニノ→「いつ”でぇ”も」「君のこ”っとぉ”ば」「心変”ぅわ”りの」「拠り所さ”がぁ”してる」
潤→「物”言”いで責めても」…イ音が人より鼻にかかる
Aメロ2
相葉→声質
櫻井→「ほん”ろう”の日々」
大野→「「せぇ”ん”ろと」…ツヤっぽさ

などなど。ニノはアクセントがつくところで変化するので一番分かりやすいです。
がっ、リーダーとかぶると途端に分からなくなります(笑)
相葉ちゃんと翔くんは基本的に低い音のガサガサ感で判断。他の人より鼻にかかるので相葉ちゃん、
翔くんは低い声のかすれ具合+響き。

Bメロは1オクターブ差で歌ってるのがCOOL!!
末ズの時は潤くん、山+相葉のときは櫻井&相葉で下を歌ってます。
DVDではどちらも翔さんいないですけどね…^^;

この差はヘッドホンまたはイヤホンじゃないと分かりません。
よーく確認してみてくださいね。


#192 Don't stop

曲名Rap詞作詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
Don't stop-伊那村さちこ三留一純佐々木博史ANOS××


ジャニーズのアルバム曲にありがちな感じの(笑)王道が来ましたー。
ブラスで賑やかし、ストリングスで音の厚みを増す。
しかもこの曲ではフルートがなかなかいいエッセンスになってますね。
Aメロ→Bメロ→サビでぐんぐん調が変わっていく。
転調はちょっと無理があるような気もしますが…
曲名が『Don't stop』なだけに「ちょっとくらい無理してでも進んでいくんだ」
っていう感じがしてコンセプトとしては、かえっていいのかもしれないです(笑)

アルバム全体で見るとマイナー調のCOOL系の曲が多くて、
私の好みはどちらかというとそっちの方で正直アルバムの中では聞く頻度が低いんですが
ライブで聴いて初めて歌詞が心に入りました。

「イイことばかりじゃないのは百も承知だろう?」

この言葉の持つ力はスゴイです。
ちょっと話がそれますが、サッカー日本代表の長谷部誠選手は
前回のワールドカップでベスト8で敗退した時、「最悪のパターンを考えていた」らしいです。
血気盛んな若い選手も多いので、成功だけを信じて突進しがちになりますが
熾烈な戦いの中で前に進むためには「ぶれない心」が必要だった。
その準備として、そうしていたんだそうです。
一種のイメトレですよね。
だからベスト8目前で敗退した瞬間(パラグアイの選手が最後のPKを決めた瞬間)、
長谷部選手は誰よりも先に立ち上がったし
PKを外した駒野選手にすぐ駆け寄ったんだそうです。

誰だって良くないことは考えたくないのだけど。
誰だって何でもうまくいく人生が開けているわけでもなくて。

そう受け止めて走り出すのと
がむしゃらに走り出すのでは「強さ」が違うよね。

王道っぽい曲ではあるんだけど
ただ明るく励ますような単純なものではなくて
現実をすっと飲み込んだ上で進む「強さ」を歌っているのが
昔からちょいちょいでてくる「オトナアラシ」の一片なのかな、と思います。