#185 リフレイン
切ないミディアムバラード。
想いを残している男性が思い出と想いを反芻するさまを表すように、
ピアノが同じフレーズを何度も繰り返し奏でています。
私、昔楽器をいじっていたからなのか、
半ばクセのように楽器の音の性質に注目して聴くことがあります。
特に印象的なフレーズや「影」みたいなものを感じる曲のときは。
ピアノの響きは、美しさと切なさの両方の側面を持っているけれども、
「永遠」か「そうじゃない」かといえば、思いのほか「永遠ではない」と私は考えています。
だって、1回ポンと叩いて離すだけで簡単に響きが消えてしまう…。
足元にあるあの右ペダルを踏んでいない限り、
音叉やウィンドチャイムのように響き合って音を保つことができないのです。
この曲の歌詞も、永遠だと思っていたことが、「素直になる」という実はシンプルな
事ができずに終わってしまったことを悔やんでいて、
その「永遠に響かなかった」という切なさがピアノの持つ性質と重なる気がします。
他のアイドルグループに比べて「ユニゾンが多い」とされる嵐の曲の中で、
この曲はニノの高音域、松潤の低音域を活用してペアでのハモリを
多用しているのが一つの特徴なのかなと思います。
(なんだか新鮮に感じてしまう。)
それ以外の譜割りもそれぞれの声質を活かした布陣だなぁと感心してしまう。
「目を閉じれば~」なんて…乾いた声質で、ちょっと囁くようで、
翔くんや相葉ちゃんの声にぴったり。
高音で伸びるニノやリーダーが歌うのをイメージしてみたけど、
ちょっともったいない感じがする。。。
R.P.Pさんの歌詞はいつも難解な印象がありますが、
今回は読んだままの理解でいけると思いますので省略。
音はやっぱりR.P.Pさんっぽさ全開ですよね。大好きです。
(おまけ)
譜割りはこんな感じ。
Aメロ
「巡り巡る」…リーダー
↓
Bメロ
「降り出した」…ニノ・相葉
「二人強く手を」…翔
「抱きしめるたびに」…ニノ・松潤
「雨に打たれたままで」…ニノ・リーダー
↓
1サビ
「あの日の僕達は」…全員
「目を閉じれば」…翔・相葉
「いつかの愛してる」…全員
「輝くよ」…翔・相葉
「こらえた涙」…全員
↓
2番
Aメロ
「何もかもが」…翔
「いつも二人」…ニノ・翔
↓
Bメロ
「重なる影が」…ニノ・相葉
「何も言わずただ」…相葉
「胸を締め付ける」…ニノ・潤
↓
2サビ
「心にいつまでも」…全員
「目を閉じれば」…翔・相葉
「心はいつまでも」…全員
「輝くよ」…翔・相葉
「この空の下」…全員
↓
ブリッジ
「一人でも」…リーダー
「変わらないから」…リーダー・潤
「光るよ」…翔・相葉
「少しずつ」…ニノ・潤
「変わってゆく」…ニノ
「そしてまだ見ぬ」…ニノ・潤
↓
ラスサビ
「あの日の僕達は」…全員
「目を閉じれば」…翔・相葉
「いつかの愛してる」…全員
「輝くよ」…翔・相葉
「こらえた涙」…全員
↓
「あの日の僕達は」「素直になれなくて」…(前)ニノ・リーダー(後)翔・相葉・潤
「あの日の僕達は」…全員
#186 T.A.B.O.O
アルバムが出て1ヶ月ほど、私の頭の中はこの曲でした。随分"タブった"人も多いはず。
優等生の醸し出すキケンな香り(笑)と、絶妙な一体感、リズム感。
未発表ソロ曲『Touch Me Now』を超えるオトナなイケナイ夜の世界を描いています。
日本中のアラシックなお母さんが娘に説明するの困っただろうな(笑)
『Touch Me Now』は衣装からしてまだ幼さがあり、年上の女性を追っかけているという印象。
でも今回は完全に女性をリード(支配?)してます。大人になったんだなぁ…
諸外国の歌詞からしたら、この程度の内容は大したことないんだけど
賢くてキャスターやってるっていう世間のイメージとのギャップがありすぎて
ステージでの櫻井翔を知らない人でも「えっ?!」って驚くだろうし
ananをうっかり見てしまった人なんかは、たまらなく萌えるんじゃないかと思う。
曲についてはシンプルかつ奇抜。
ベースとギターが裏旋律であり、曲全体を支える低音であり、リズムでもあるという
めちゃくちゃカッコイイ構成。一体感を煽るには格好の作曲手法だと思います!!
一体感…ねぇ。
(なんか意識してるわけじゃないんだけど、使う言葉が全部妖しく聞こえてくる!!笑)
ちょっと奇抜だと思ったのは、変拍子を入れたところ。
イントロから拍を打っていると「Get down!」から裏拍に変わるというミステリー。
実は「Get down!」の直前に普通では入るはずのない半拍が入っています。
1・2・3・4・1・2・3・4・・1・2・3・4
なんと?ずらすことに何の意味を持ったんだろう??と思いつつも
このビミョウなずらし方がまた興奮する感じでイイ。
リズムもなんか…リアル。なんていうの、そういうときのリズムに近…(略)
妄想するなと言われても、するよ。
歌詞解釈
◆Can you feel like this? ~
感じる?この鼓動も?一緒に行こうぜ。
◆Close to me ~
香りを感じるほど近い距離で、ルールのない(ルールを破った)世界へ一緒に行くんだろ?
「ヤダ」とか言ってがっかりさせないでよ、誰にもバレない完全犯罪にするつもりなんだから。
◆It's too late,go back ~
戻るには手遅れだよ、深いキスから天国へ行かせてやるよ。
◆Call my nameless name now ~
僕の名もなき名前を呼べよ。(=君が知らないはずの僕の名前を呼べよ。)
一緒に罪を共有しよう。さぁ、どうしたいの?言ってごらん。
Taboo=「だめだよ、こんなの」なんて、もう通用しないよ。
→イケナイ関係の二人は傍から見れば「赤の他人」なので、僕の名前なんか知らないはず。
でも実はそういう関係で名前だってもちろん知っている。
それをこの場で言わせようとしてるんだから、一緒に一線を越えることを
要求してるってこと。煽ってますよね。攻めてます。
◆Get it…
ほらほら、もうだめになりそうだよ、どうしてほしい?
Taboo=「きて…」
→彼女が許した瞬間もタブーだし、さっきみたいに拒むこともタブーなわけだ。。。
ざっくりこんな感じでしょうか。
とにかく妄想性と中毒性の高い曲だってことは間違いないです。;
攻めの櫻井翔、変化なき変化、ここにあり。
雑誌で紹介されたエピソードをいくつか。
彼のソロにもいくつか候補がありました。
櫻井翔っぽい、しかも本人がラップを乗せたいと言わしめるものも。
でもそれでは過去の作品と同じようなものができてしまうこと、
またアルバム全体として「変化なき変化」というキーワードがあったこと、
そしてこの曲のインパクトが選曲の決め手にあったようです。
デモは女性ボーカルで「カッコ可愛いかった」んだとか。
…聞いてみたい。聞いてみたい!!
嵐コンではどちらかというと軍隊チックな振り付けで、
あまりセクシーさが前面に出なかったのが残念ですが…
客層の広さを考えるとあまり過激なことはできないのかな、とも思います。
ところで、この曲作る100dbって一体何者かが全く謎です。。。
曲名 | Rap詞 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | ソロ | サクラップ | サトフェイク |
リフレイン | - | R.P.P | ANOS | × | × |
切ないミディアムバラード。
想いを残している男性が思い出と想いを反芻するさまを表すように、
ピアノが同じフレーズを何度も繰り返し奏でています。
私、昔楽器をいじっていたからなのか、
半ばクセのように楽器の音の性質に注目して聴くことがあります。
特に印象的なフレーズや「影」みたいなものを感じる曲のときは。
ピアノの響きは、美しさと切なさの両方の側面を持っているけれども、
「永遠」か「そうじゃない」かといえば、思いのほか「永遠ではない」と私は考えています。
だって、1回ポンと叩いて離すだけで簡単に響きが消えてしまう…。
足元にあるあの右ペダルを踏んでいない限り、
音叉やウィンドチャイムのように響き合って音を保つことができないのです。
この曲の歌詞も、永遠だと思っていたことが、「素直になる」という実はシンプルな
事ができずに終わってしまったことを悔やんでいて、
その「永遠に響かなかった」という切なさがピアノの持つ性質と重なる気がします。
他のアイドルグループに比べて「ユニゾンが多い」とされる嵐の曲の中で、
この曲はニノの高音域、松潤の低音域を活用してペアでのハモリを
多用しているのが一つの特徴なのかなと思います。
(なんだか新鮮に感じてしまう。)
それ以外の譜割りもそれぞれの声質を活かした布陣だなぁと感心してしまう。
「目を閉じれば~」なんて…乾いた声質で、ちょっと囁くようで、
翔くんや相葉ちゃんの声にぴったり。
高音で伸びるニノやリーダーが歌うのをイメージしてみたけど、
ちょっともったいない感じがする。。。
R.P.Pさんの歌詞はいつも難解な印象がありますが、
今回は読んだままの理解でいけると思いますので省略。
音はやっぱりR.P.Pさんっぽさ全開ですよね。大好きです。
(おまけ)
譜割りはこんな感じ。
Aメロ
「巡り巡る」…リーダー
↓
Bメロ
「降り出した」…ニノ・相葉
「二人強く手を」…翔
「抱きしめるたびに」…ニノ・松潤
「雨に打たれたままで」…ニノ・リーダー
↓
1サビ
「あの日の僕達は」…全員
「目を閉じれば」…翔・相葉
「いつかの愛してる」…全員
「輝くよ」…翔・相葉
「こらえた涙」…全員
↓
2番
Aメロ
「何もかもが」…翔
「いつも二人」…ニノ・翔
↓
Bメロ
「重なる影が」…ニノ・相葉
「何も言わずただ」…相葉
「胸を締め付ける」…ニノ・潤
↓
2サビ
「心にいつまでも」…全員
「目を閉じれば」…翔・相葉
「心はいつまでも」…全員
「輝くよ」…翔・相葉
「この空の下」…全員
↓
ブリッジ
「一人でも」…リーダー
「変わらないから」…リーダー・潤
「光るよ」…翔・相葉
「少しずつ」…ニノ・潤
「変わってゆく」…ニノ
「そしてまだ見ぬ」…ニノ・潤
↓
ラスサビ
「あの日の僕達は」…全員
「目を閉じれば」…翔・相葉
「いつかの愛してる」…全員
「輝くよ」…翔・相葉
「こらえた涙」…全員
↓
「あの日の僕達は」「素直になれなくて」…(前)ニノ・リーダー(後)翔・相葉・潤
「あの日の僕達は」…全員
#186 T.A.B.O.O
曲名 | Rap詞 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | ソロ | サクラップ | サトフェイク |
T.A.B.O.O | 櫻井翔 | 100db | S | × | ○ |
アルバムが出て1ヶ月ほど、私の頭の中はこの曲でした。随分"タブった"人も多いはず。
優等生の醸し出すキケンな香り(笑)と、絶妙な一体感、リズム感。
未発表ソロ曲『Touch Me Now』を超えるオトナなイケナイ夜の世界を描いています。
日本中のアラシックなお母さんが娘に説明するの困っただろうな(笑)
『Touch Me Now』は衣装からしてまだ幼さがあり、年上の女性を追っかけているという印象。
でも今回は完全に女性をリード(支配?)してます。大人になったんだなぁ…
諸外国の歌詞からしたら、この程度の内容は大したことないんだけど
賢くてキャスターやってるっていう世間のイメージとのギャップがありすぎて
ステージでの櫻井翔を知らない人でも「えっ?!」って驚くだろうし
ananをうっかり見てしまった人なんかは、たまらなく萌えるんじゃないかと思う。
曲についてはシンプルかつ奇抜。
ベースとギターが裏旋律であり、曲全体を支える低音であり、リズムでもあるという
めちゃくちゃカッコイイ構成。一体感を煽るには格好の作曲手法だと思います!!
一体感…ねぇ。
(なんか意識してるわけじゃないんだけど、使う言葉が全部妖しく聞こえてくる!!笑)
ちょっと奇抜だと思ったのは、変拍子を入れたところ。
イントロから拍を打っていると「Get down!」から裏拍に変わるというミステリー。
実は「Get down!」の直前に普通では入るはずのない半拍が入っています。
1・2・3・4・1・2・3・4・・1・2・3・4
なんと?ずらすことに何の意味を持ったんだろう??と思いつつも
このビミョウなずらし方がまた興奮する感じでイイ。
リズムもなんか…リアル。なんていうの、そういうときのリズムに近…(略)
妄想するなと言われても、するよ。
歌詞解釈
◆Can you feel like this? ~
感じる?この鼓動も?一緒に行こうぜ。
◆Close to me ~
香りを感じるほど近い距離で、ルールのない(ルールを破った)世界へ一緒に行くんだろ?
「ヤダ」とか言ってがっかりさせないでよ、誰にもバレない完全犯罪にするつもりなんだから。
◆It's too late,go back ~
戻るには手遅れだよ、深いキスから天国へ行かせてやるよ。
◆Call my nameless name now ~
僕の名もなき名前を呼べよ。(=君が知らないはずの僕の名前を呼べよ。)
一緒に罪を共有しよう。さぁ、どうしたいの?言ってごらん。
Taboo=「だめだよ、こんなの」なんて、もう通用しないよ。
→イケナイ関係の二人は傍から見れば「赤の他人」なので、僕の名前なんか知らないはず。
でも実はそういう関係で名前だってもちろん知っている。
それをこの場で言わせようとしてるんだから、一緒に一線を越えることを
要求してるってこと。煽ってますよね。攻めてます。
◆Get it…
ほらほら、もうだめになりそうだよ、どうしてほしい?
Taboo=「きて…」
→彼女が許した瞬間もタブーだし、さっきみたいに拒むこともタブーなわけだ。。。
ざっくりこんな感じでしょうか。
とにかく妄想性と中毒性の高い曲だってことは間違いないです。;
攻めの櫻井翔、変化なき変化、ここにあり。
雑誌で紹介されたエピソードをいくつか。
彼のソロにもいくつか候補がありました。
櫻井翔っぽい、しかも本人がラップを乗せたいと言わしめるものも。
でもそれでは過去の作品と同じようなものができてしまうこと、
またアルバム全体として「変化なき変化」というキーワードがあったこと、
そしてこの曲のインパクトが選曲の決め手にあったようです。
デモは女性ボーカルで「カッコ可愛いかった」んだとか。
…聞いてみたい。聞いてみたい!!
嵐コンではどちらかというと軍隊チックな振り付けで、
あまりセクシーさが前面に出なかったのが残念ですが…
客層の広さを考えるとあまり過激なことはできないのかな、とも思います。
ところで、この曲作る100dbって一体何者かが全く謎です。。。