#166 曇りのち、快晴

曲名Rap詞作詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
曇りのち、快晴-多田慎也QQQQ
佐々木博史
O×

リーダー2作目の連ドラ「歌のおにいさん」主題歌。
矢野健太starring Satoshi Ohno名義。長い。
starringとかfeaturingとかなんじゃらほい。
ということで調べてみました。

starにも動詞があるんだそうで。
star=to act the part of the main character in a film or play
おぉー、なぜ英英辞典を引っ張り出してしまったのかは謎でありますが、
要は映画や劇で主役を務めることをstarと言うんだそうな。
ってことはstarringは動名詞ってことか?
あ、動名詞って面白いよね、文字で訳すとなんだかイマドキな感じがするもん。

矢野健太←あ、大野智が演じてる役名ね。

みたいな。笑 これテストでますよー。

これを長々と話してもしょうがないのでそろそろいきます。

実を言うと、いい曲だとは思うけれども
リーダーの今までのソロ曲を絶賛していた身としては正直物足りない曲…でした。
だけど、このレビューのために聴き込んでいくうちに
やっぱり彼の良さは「細やかさ」なんだなと感じるポイントがいくつかあって、
結局は自分の聴きの甘さを反省するに至りました。orz

なので、耳の穴かっぽじって出直してきました。
では…

その1 1回目と2回目のDAN DAN DANG!の違い。
「DAN DAN DANG!目の前を~」と「DAN DAN DANG!越えてゆけ~」の「DAN DAN DANG!」の歌い方を微妙に変えている!!
気づいた人テ・アゲロ!!
はい、そんなアナタにはスーパーウルトラサトシックの称号を与えましょう。
「え、どゆこと?」と思ったあなた、すぐに再生の準備を。
はい、ぽちっとな!
~~~♪

実は。
1回目のDAN DAN DANGは「ダーゥンダーゥンダーゥン」
2回目のDAN DAN DANGは「ダーンダーンダーン」
って歌ってるんです♪
さ、もう一度!
~~~♪
ね?わかった?気づいた?
私はこれに気がついた瞬間、ため息が出ましたね。なんと細かいところまで歌い分けてるんだオイオイ(ToT)と。
1回目のDAN DAN DANG!は靴を踏み鳴らす音。
2回目のDAN DAN DANG!は、「徐々に」っていう意味の「だんだん」と引っ掛けている。
言葉で遊んでるとは思ってましたが、発音まで変えてるとは。
また人間の耳とは不思議なもので、これに気づいた瞬間から今まで一切同じように聴いてたのが嘘のように思える。

その2 巻舌。
2番の「あきらめること」のら行がきれいに巻舌。
健太のふてくされキャラを受けてのものなのか、自然とそうなっちゃったのか?笑
どちらにしても「あきらめる」という状況のイメージが巻舌ひとつで変わるというマジック。

その3 音の上下。
カラオケで歌ったことのある人はわかると思いますが、音の上下が激しい!
音の幅を正確に記憶していないときれいに歌いこなせない。

本日は、リーダーの歌から様々な表現方法を学びました。
コーンキーンカーンコーン、コーンカーンキーンコーン。

#167 トビラ

曲名Rap詞作詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
トビラ-Makoto ATOZI多田慎也NAOKI-TAMNOS××


扉、と聞いて…想像する言葉。
新しい世界、スタート、希望、異次元、変化、光、入口、出口(田口ではないw)。
「今」を越え「未来」とをつなぐ象徴として、歌詞の世界では使われることが多い印象があります。

頑張る人を応援したくなる性分だとなおさらBメロのフレーズが良くて、「熱」を感じる…。
扉を開けるって本当はノブをひねって前か後ろに押せば簡単にできるはずなのに、想いが乗っかるだけで急に人の後押しが必要になるくらい重くなるから不思議。

そして年を重ねれば重ねるほど、重くなるんだよね…
あきらめる人が増えれば増えるほど、もっと重くなるんだよね…

この曲に若々しい、突き抜けた爽やかさがあるのは、「変化」の先への期待が詰まっていることが伝わってくるからなんだと思う。心踊らすようなビートと言葉がマッチしてます。

扉って自分のために開けるのかもしれないけど
実はそれによって心地よい風が入ってきたり
気持ちの良い光が入ってきたり
新しい道具や文化や情報が入ってきたり…する可能性を秘めているのであって
一緒にいる人たちにも多かれ少なかれ変化をもたらすものなのかもしれない。

周りに影響を与えることが怖いと思うことも、面白いと思うことも
変化を恐れつつ生きることも、変化を楽しみつつ生きることも
どれも否定はしないけど
確かなのは、「変化」がなければ「続く」こともないということ。
それを踏まえて自分が生きていて楽な方を選べばいいんだと思う。
1年に1つ扉を開けるだけでもいいから、それまで地味に何度も石橋叩く人がいたって私はいいんだと思う。
「地味」ほど世の中を支えているものはないんだから。