#158 How To Fly
何かの壁にぶち当たったとき、挫けた姿ひとつみせずに「きっとできる」と前を向いた人を羨ましく思った覚えがあります。
私には一生できない、と思っていたので。
その時に言われた言葉が、いまだに忘れられません。
「前を向く能力がないんじゃなく、これまでの人生の中でその方法をたまたま知る機会がなかっただけ。機会があっても、それを吸収する準備がたまたまできてなかっただけ。思い出すきっかけがたまたまなかっただけ。そういうタイミングが合わなかったことを責めなきゃいけないのなら、未来なんてない方がいい」
「たまたま」っていうのがいいですよね。
経験なりチャレンジなりをこの先積み重ねたらどうにだってなるっていうことですもん。
当時は、前向きな気持ちがないとチャレンジなんかできない(失敗が怖すぎて)と思っていましたけど、「たまたま」だと思うとなんだかやる気が起きましたね。
まぁどっちが先だって構わないんですけど、「チャレンジを積み重ねること」か「前向きな気持ちになること」のどっちかができるようになれば、歯車は回りだすんでしょうな。
なんでこんな話をしたかというと…この曲も、似たニオイがするからです。
飛び方を知らないからできないんじゃない。
目の前の壁や失敗の恐怖に押されて、思い出せずにいるだけ。
本当は飛び立てる方法がどこかにあるはずなんだと。
それを思い出すためには、「えいっ」と踏み切ってみること。
鳥のヒナが飛び立つ瞬間に本能を目覚めさせるように、
人間にも前進する本能があるはず…
ということを実感を含めて感じさせられる歌詞です。
#159 Truth
嵐っぽくない。こわい。
そんな声がメンバーからもちらほら。
それもそのはず、リーダー初主演の連ドラ『魔王』はサスペンスなのです。
私もリーダーとの出会いは『魔王』だったので、この曲は少し特別な思いがあります。
この作品のクオリティは評価が高いですね!!
嵐ファンじゃなくても「カッコイイよね」と言わしめるほど。
カラオケに入れて、想像以上の難しさに撃沈する男性陣多数。
「嵐すげぇな…」とねじ伏せること数多。
個人的にすごいと思うポイントがいくつもあります。
その1。リーダーの音域の広さ。
「I take your life forever」
ソーファ♯ーレーシーラーソーラー
まぁ男性ならこれくらいは出ておかしくないんだけれども(出ない人もいます)
「できるだけ」など他の曲での地に近い高音を考えると、、、ね。
ファルセットを含めなくても2オクターブ半はあります。
一般的に2オクターブあれば広い方なので…ほんと、どこでそんな声を手に入れたんでしょう(笑)
その2。Bメロの「止まらなーい」とバックコーラスでちょこまか歌ってるとこ。
いやぁよくこんなのを歌わせようと思ったよね。
ここ数年のジャニーズの音楽的な挑戦は目を見張るものがあります。
リーダーの安定感ある伸びやかな声と、行き来の激しい音のクロスは音楽ファンでも「おっ?」と思うんじゃないですかね。斬新で。
その3。歌詞。
魔王のストーリーとリンクしているところもあり、嵐の曲としてはHelplessの次に暗い曲じゃないでしょうか。
歌詞に沿って解釈を書きました。
日本版魔王族の方々は様々なシーンが蘇るのではないかと思います。
人の死には2つある。
人生を全うした、という感謝の死と
全うしたとは到底思えない、悲しみや恨みに満ちた死。
(♪ゆらり揺れる…)
英雄の命は「光」だった。
英雄の死がなければ、母も死ぬ事はなく、自分も二重、それ以上の苦しみを背負って生きることはなかった。
いじめられていた山野をかばった英雄。
名前どおりの「英雄」が殺されるという理不尽さ。
そこからくる痛みや苦しみを残して英雄は消えていったんだ…
芹沢の人生は成瀬が握っている、また成瀬の人生も芹沢が握っている―。
(♪止まらない時に…)
自らの手を汚さない完全犯罪計画が着々と進めば進むほど、さまざまな「愛」が成瀬を揺さぶっていく。
それでもやり直しのきかない過去が何度も頭を駆け巡る。
英雄や母を失った果てには悲しみという結末しかない。
(♪たとえどんな終わりを描いても…)
芹沢が自分の周りで起こる殺人事件の終わりをいくら想像しても、犯人(後に、成瀬と分かる)が自分に何を求めているのかが分からない。
その分からない間にも、真実はひっそりと芹沢に迫っていく。
しおりさんとこの先一緒にやっていけば自分は救われるかもしれない、そう思っても、英雄のために動き出した計画は止められない。
だからせめて…百合のように汚れを知らない存在(しおり)には、永遠に無垢で透き通った存在であってほしい。
(♪白く染まる…)
「もう、止められないんだ…」
しおりに対して、伸ばした手を引っ込める成瀬。
芹沢の人生は成瀬が握っている、また成瀬の人生も芹沢が握っている―。
(♪届かない声に…)
天使と悪魔の2つの顔を持つ成瀬。
大切な人を欺いてまで、なぜ生きているのか。
しおりさんへの愛が募れば募るほど復讐計画への迷いが生じて、「友雄として」涙を流しながらしおりさんを抱きしめてしまう。
でもしおりさんとのどんな将来(夢)を見ても、彼女を利用し欺いているという事実は消えてなくならない。これは叶わぬ夢…
(♪たとえ僅かな光生まれても…)
しおりさんとの幸せを感じることができても、すぐに自分の決めた復讐計画との狭間で苦しむことを繰り返す。
しかし、成瀬の知る”友雄が芹沢に殺された”という「真実」は真実ではないことが芹沢の父から明かされる。しかし、その時点で時既に遅く、計画は止められないほどのクライマックスを迎えることになる。成瀬が計画した「運命」は遂行されることに。
成瀬にとって純真無垢な存在のしおりが11年前と同じ光景に出くわすことになり、成瀬の計画を止められなかったという痛みは永遠に残ることに。
これが夢だったら、成瀬はしおりを愛したままで幸せに暮らせたのに。。。
曲名 | Rap詞 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | ソロ | サクラップ | サトフェイク |
How To Fly | - | UNITe | Anderz Wrethov R.P.P. | 吉岡たく | AMNOS | × | × |
何かの壁にぶち当たったとき、挫けた姿ひとつみせずに「きっとできる」と前を向いた人を羨ましく思った覚えがあります。
私には一生できない、と思っていたので。
その時に言われた言葉が、いまだに忘れられません。
「前を向く能力がないんじゃなく、これまでの人生の中でその方法をたまたま知る機会がなかっただけ。機会があっても、それを吸収する準備がたまたまできてなかっただけ。思い出すきっかけがたまたまなかっただけ。そういうタイミングが合わなかったことを責めなきゃいけないのなら、未来なんてない方がいい」
「たまたま」っていうのがいいですよね。
経験なりチャレンジなりをこの先積み重ねたらどうにだってなるっていうことですもん。
当時は、前向きな気持ちがないとチャレンジなんかできない(失敗が怖すぎて)と思っていましたけど、「たまたま」だと思うとなんだかやる気が起きましたね。
まぁどっちが先だって構わないんですけど、「チャレンジを積み重ねること」か「前向きな気持ちになること」のどっちかができるようになれば、歯車は回りだすんでしょうな。
なんでこんな話をしたかというと…この曲も、似たニオイがするからです。
飛び方を知らないからできないんじゃない。
目の前の壁や失敗の恐怖に押されて、思い出せずにいるだけ。
本当は飛び立てる方法がどこかにあるはずなんだと。
それを思い出すためには、「えいっ」と踏み切ってみること。
鳥のヒナが飛び立つ瞬間に本能を目覚めさせるように、
人間にも前進する本能があるはず…
ということを実感を含めて感じさせられる歌詞です。
#159 Truth
曲名 | Rap詞 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | ソロ | サクラップ | サトフェイク |
Truth | - | HYDRANT | 前口渉 | O | × | × |
嵐っぽくない。こわい。
そんな声がメンバーからもちらほら。
それもそのはず、リーダー初主演の連ドラ『魔王』はサスペンスなのです。
私もリーダーとの出会いは『魔王』だったので、この曲は少し特別な思いがあります。
この作品のクオリティは評価が高いですね!!
嵐ファンじゃなくても「カッコイイよね」と言わしめるほど。
カラオケに入れて、想像以上の難しさに撃沈する男性陣多数。
「嵐すげぇな…」とねじ伏せること数多。
個人的にすごいと思うポイントがいくつもあります。
その1。リーダーの音域の広さ。
「I take your life forever」
ソーファ♯ーレーシーラーソーラー
まぁ男性ならこれくらいは出ておかしくないんだけれども(出ない人もいます)
「できるだけ」など他の曲での地に近い高音を考えると、、、ね。
ファルセットを含めなくても2オクターブ半はあります。
一般的に2オクターブあれば広い方なので…ほんと、どこでそんな声を手に入れたんでしょう(笑)
その2。Bメロの「止まらなーい」とバックコーラスでちょこまか歌ってるとこ。
いやぁよくこんなのを歌わせようと思ったよね。
ここ数年のジャニーズの音楽的な挑戦は目を見張るものがあります。
リーダーの安定感ある伸びやかな声と、行き来の激しい音のクロスは音楽ファンでも「おっ?」と思うんじゃないですかね。斬新で。
その3。歌詞。
魔王のストーリーとリンクしているところもあり、嵐の曲としてはHelplessの次に暗い曲じゃないでしょうか。
歌詞に沿って解釈を書きました。
日本版魔王族の方々は様々なシーンが蘇るのではないかと思います。
人の死には2つある。
人生を全うした、という感謝の死と
全うしたとは到底思えない、悲しみや恨みに満ちた死。
(♪ゆらり揺れる…)
英雄の命は「光」だった。
英雄の死がなければ、母も死ぬ事はなく、自分も二重、それ以上の苦しみを背負って生きることはなかった。
いじめられていた山野をかばった英雄。
名前どおりの「英雄」が殺されるという理不尽さ。
そこからくる痛みや苦しみを残して英雄は消えていったんだ…
芹沢の人生は成瀬が握っている、また成瀬の人生も芹沢が握っている―。
(♪止まらない時に…)
自らの手を汚さない完全犯罪計画が着々と進めば進むほど、さまざまな「愛」が成瀬を揺さぶっていく。
それでもやり直しのきかない過去が何度も頭を駆け巡る。
英雄や母を失った果てには悲しみという結末しかない。
(♪たとえどんな終わりを描いても…)
芹沢が自分の周りで起こる殺人事件の終わりをいくら想像しても、犯人(後に、成瀬と分かる)が自分に何を求めているのかが分からない。
その分からない間にも、真実はひっそりと芹沢に迫っていく。
しおりさんとこの先一緒にやっていけば自分は救われるかもしれない、そう思っても、英雄のために動き出した計画は止められない。
だからせめて…百合のように汚れを知らない存在(しおり)には、永遠に無垢で透き通った存在であってほしい。
(♪白く染まる…)
「もう、止められないんだ…」
しおりに対して、伸ばした手を引っ込める成瀬。
芹沢の人生は成瀬が握っている、また成瀬の人生も芹沢が握っている―。
(♪届かない声に…)
天使と悪魔の2つの顔を持つ成瀬。
大切な人を欺いてまで、なぜ生きているのか。
しおりさんへの愛が募れば募るほど復讐計画への迷いが生じて、「友雄として」涙を流しながらしおりさんを抱きしめてしまう。
でもしおりさんとのどんな将来(夢)を見ても、彼女を利用し欺いているという事実は消えてなくならない。これは叶わぬ夢…
(♪たとえ僅かな光生まれても…)
しおりさんとの幸せを感じることができても、すぐに自分の決めた復讐計画との狭間で苦しむことを繰り返す。
しかし、成瀬の知る”友雄が芹沢に殺された”という「真実」は真実ではないことが芹沢の父から明かされる。しかし、その時点で時既に遅く、計画は止められないほどのクライマックスを迎えることになる。成瀬が計画した「運命」は遂行されることに。
成瀬にとって純真無垢な存在のしおりが11年前と同じ光景に出くわすことになり、成瀬の計画を止められなかったという痛みは永遠に残ることに。
これが夢だったら、成瀬はしおりを愛したままで幸せに暮らせたのに。。。