#142 Flashback
曲名Rap詞作詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
Flashback櫻井翔小川貴史今井晶規安部潤AMNOS×

嵐の切ない系歌詞担当(笑)小川さん再び登場です。
歌詞解説をつけるほど難解ではないと思いますので一部だけ。
2番のAメロ、「どしゃ降りの雨もふらずに~」の部分はよくできているなぁと思いました。
心の中は土砂降りなはずなのに天気すらも味方してくれなくて、嘲笑してしまうような。
「窓の景色が…(略)…切ないほど燃えていた」というのがちょっと難しいですね。
夕暮れで太陽が"焼ける"まで、そのお店で一人佇んでしまったのかと最初は安易に考えていましたが…
今改めて、潤くんのイメージからアルバムタイトルが生まれたことを思い返せば、
すっきりするのは、やっぱり「夢」と「現実」の対比ですね。
紅茶の表面は、過去を写す鏡。それを通して見る、燃えるような恋やその想い出。
それを「過去の夢」とするならば、その炎を一瞬で消してしまった「別れ」、土砂降りのような心境が「現実」。
夢を生きていく…というのは一見華々しく見えるけれども、こういう切なさや辛さだってあるんだなぁということを改めて感じさせられます。かといって、立ち止まらないのが今の嵐、なんですが!

ファンの間で…いや本人たちからも、嵐の楽曲は「嵐っぽい」「嵐っぽくない」というように表現されます。
いろんな「嵐っぽい」があるでしょうが、もし仮に…元気120%・アゲアゲポジティブな曲が「嵐っぽい」としたら、おそらくこの曲は「嵐っぽくない」部類に入るでしょう。
(もちろん「嵐っぽくない」から「良くない」のかというとそれは違います)
確かに、彼らの看板になるシングル曲はやっぱり「嵐っぽい」方が売れるのかもしれません。
だけど、コアなファンが聴くアルバムだからこそ入れられる曲がありますよね。
この曲のように、切なさから抜けられない人の曲だって、彼らなら響かせることが出来る。
響かせることができるのは…どうしてでしょう。
私は、コアなファンが彼らの迷い悩んだ結果をたくさん見てきた(後から知ることができた)からなんじゃないかなと思います。
もちろん、迷い悩む実際の姿は後から見せることはあっても、オンタイムでは絶対に見せない。
だけど、素直だからなのか、その末に生まれた結果を見たら至る所に迷い悩んだ痕跡があって、その姿も感じ取ることができるんですよね。
特に昔のコンDVDを観ていると、魅せることにもどこか迷いがあって、でもやってみなきゃ分かんないという思い切りも垣間見えたりして。
「明るくて仲良くて楽しい」嵐以外に、そういう人間的なイメージもファンの頭の隅っこにあったりしないかな。
だから、こういう曲になると「人間的な」嵐の表情が『flashback』したりするのではないでしょうか。
ちょっと歌詞の意味とは使い方が違いますけどね。

聴き手の深いところに響かせることが出来るのは…
嵐が「偶像的なアイドル」じゃなくて「人間的なアイドル」だからなんでしょうね。
翔くんに言わせれば「まだまだ」らしいですけどねっ。ニヤリ。

#143 Dive into the future
曲名Rap詞作詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
Dive into the future-UNITeMattias Hakansson
Carl Utbult
Anton Malmberg
岩田雅之AMNOSサクラップサトフェイク

サビの後ろのエレクトリックピアノのリズム感がなんとなくDonna Summerの『Bad Girls』。
ディスコサウンドのイメージがあります。

この曲はいろいろツッコミどころが…。
まず…転調多っ!!どんどん上がっていくよー。
『Time』に入っている『太陽の世界』より唐突な転調が多く、私はこっちの方がハードに感じるのですが…『太陽の世界』のレコーディングで苦戦したというリーダーはすんなり歌えたのでしょうか…??
そもそも、なんでこんなに唐突な転調をする必要があるのか…ひらめきませんが、
いつもクールな曲を仕上げてくるスウェーデンプロジェクト(勝手に命名)のやることですからね!!
それを理解するにはまだまだ経験と想像力が足りません…。><

歌詞をまともに読むまで、ジャニーさん並みの英語混じり日本語だということに気付かなかった…
なんていう私みたいな人もいるのではないでしょうか?
冒頭の「All night long~」なんて「俺の~」って歌ってるってずーっと思ってました。
これは嵐さんの英語の発音の甘さもあるし、歌詞のハマリ具合もあるのかな。
ハードスケジュールの中でレコーディングをするのだから、
全てが上手くいくのではないと思いつつも…もう一歩、頑張って欲しかった!!
音がディスコサウンドなのでハモリを増やして厚みを出すとか、そういうことはできたのでは。