デビュー10周年ツアー中の嵐。
只今【ARASHI Song Review 1999-2009】と題して、10年間でリリースされたシングル・アルバム・DVD収録曲のレビューを年代順にお送りしています!今日で173曲中58曲まで書き終わりました!
今日の4曲はなんとも語り甲斐のある曲たちです…

#55 言葉より大切なもの

曲名作詞Rap詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
言葉より大切なもの櫻井翔TAKESHI飯田建彦石塚知生×

リーダーのソロから始まるこの曲、それだけでインパクト大なのですが、後ろで繰り返すピアノの”切り取ったメロディー”が、とっても透明感があって綺麗なんですよね。
全体的には爽やかなギターロック!この歌詞がまたいいんですよ。メンバーの顔が浮かぶフレーズが散りばめられていると感じるのは私だけでしょうか?
♪サビ全部:リーダー(「言葉よりも大切なもの」という言葉自体がリーダーを連想させる。言葉以外のもので表現するアートな人だというのもあるし、リーダーっぽいこと何一つしてなくても背中でリーダー張ってるっていうイメージがあるからかも。)
♪冷めたフリしても伝わる愛で~:ニノ、潤くん(本当はあったかいの、二人とも。)
♪どうして見えるのに触れそうなのに~:翔くん(あーもう!!くっそー!って頭かいてる。)
♪今はそれが等身大の素顔で~:相葉ちゃん(ありのままを受け入れた上での、この前向きな感じが!)
答えをリクツで探し回って見つからなかったら、感覚を研ぎ澄ましてみるといいのかもしれません。

#56 JAM

曲名作詞Rap詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
JAM-久保田洋司Tobias Lindell
Joel Eriksson
Victor Wiszniewski
岩田雅之AMNO××

私の音楽の聴き方は音先行なので、後で歌詞を読むとへぇ~!!なんてことが多いのですが…この曲も、曲調がJam Sessionにありそうな感じだったので、タイトルはてっきりその「JAM」かと思っていたら…歌詞がなんとまぁ!(笑)ひっかけてるわけですね。
交通渋滞を「Traffic Jam」と言うように、「Jam」には「混乱」とか、スラングだと食べ物のジャムのイメージで「ベタベタ(転じて、イチャイチャ)する」意味もあるらしいですが(笑)
追い詰めていたはずが、「今」という言葉を使われるだけで追い詰められる男…「あーもう!イエスかノーかはっきりしろよ!」という、宙ぶらりんでおかしくなっちゃいそうなくらい困った状況っていうのがI'm feel I'm jammin' out!ですかねぇ?
Do you wanna jam?が「イチャイチャしない?」だったら面白いけど、前後と合わないので残念ながら却下(笑)jamを「詰める」と捉えて、意訳で困らせたいの?がいいのかな。
翔くん以外ソロがある曲です。てか逆に何故翔くんはないのだ??ラップ隊長だから?んなこたぁ…。
この曲はいろいろ聴きどころがありますね。嵐さんにしては低い音が並ぶ「♪ムチツジョトチツジョスリヌケルソーノ…」とカタカナで書きたくなるほどの無機質さ、「♪あの角を曲がれば…」でリーダーが上へ抜ける感じがGOOD!!ニノのソロから始まる「♪追い詰めたはずが…」なんて、あの策士のニノちゃんが苦戦してる!?って思っちゃうし、相葉ちゃんは「♪「今」は友達でいて…」なんて本当に言われちゃいそうで(ごめんね相葉ちゃん…)、「♪誘い出したのかい?」の潤くんはドS番長でむしろ攻めにかかるし、「♪「今」じゃないどこへでも…」は「じゃぁいつだったらいいの…」ってしゅんとしてるリーダーが目に浮かぶ…。この譜割りは天才的です(笑)
ちなみにサトシックから抜け出せなくなる箇所が…2番の「♪「今」はダメだと…」のところ…。どんだけセクシーなの…。女の子になりきっちゃってるような!
「スナイパーSATOSHI」が突如登場で大パニックですよ…聴いてる方が追い詰められて腰砕けしちゃう不思議な感覚(笑)

#57 The Bubble

曲名作詞Rap詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
The Bubble櫻井翔SPINPeter Bjorklund、Joel ErikssonAKIRA

もーーー山コンビのアダルティーな感じがたっぷり堪能できます☆←Eminaさん、「JAM」あたりからだんだんハメ外してきてます(笑)
3:23あたりから、ヘッドフォンでよーく聞いてください。後ろの音と一体化していて分かりづらいですが、サトフェイクのさりげなくすごいテクニックが聴けます。
この高音から低音への口ずさむかのようなサトフェイクは…おそらくこの曲だけだと思います。
すごく男性目線だなと思った箇所が「♪大事なことだから誰にも言えないんだ…」の部分。これが女性だったら、普通は逆ですよね。
友達にたくさん相談したり、とにかく言葉にして詰まる思いを少しでも解放させようとしたり、とにかく外へ外へ出そうとする。
その点、男性って女性ほど惚気ないし、誰にも相談しない。内へ、内へ秘めようとする。その分、ぶつける時には想いも大きかったりして。
でも、それまではこの曲みたいに全然言葉が出てこなかったり…ましてや、「♪ここで寝てるよ…」って、こんな修羅場に近い状況。。。なかなか言えるものではありません。。。
What about you,girl?(君はどうなの?)僕に振り向いてよ。振り向かせる力を…という、祈りにも近いような気持ちが、何度も何度も繰り返されます。
MISSの今月(11月)号だったかな?(あとで確認して修正します^^;)堂本剛くんソロの記事で、女性って好きな人ができたらすぐ人に言うからうまく行かないと思う、的なことを言ってたんですが、
それを読んだ瞬間にこの曲が頭の中に流れました。(笑)
あえて言うなら英語の発音をぜひ翔さんから教えて頂いてから(^_^;)コンサートで復活してほしいですね!10周年のお祭り騒ぎが落ち着いたころに。
当時のレポとかを読んでみたところ…どうやら「いざNOWツアー」の大阪公演でしかやっていないみたいで…DVDにも収録されておらず…なぜだなぜだなぜだー(怒)こんなカッコイイ曲が外れるなんて。。。
少なくとも、リーダーの歌声に魅せられた人ならこの曲の演奏をものすごーーーーーく願っているはず!!
サクラップのリンクの件は、#48『パレット』もぜひ参照してください。個人的解釈ですが…

#58 Thank You For My Days

曲名作詞Rap詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
Thank You For My Days-TAKESHI岩田雅之×

タイトルを直訳すると…あなたに感謝する、私の(暮らす)日々を。今を「辛い」と思う人に向けられた歌なのかな、とわたしは解釈してみました。
これからのことをショーウィンドウを覗くように”祈る”(願う)だけではなくて、何が起きても動じない「時」や「空」、周りの全てに”感謝”しよう。
嵐ちゃんの笑顔をみたらみんな笑顔になるように、言葉や行動で”感謝”を伝えられたら、相手も何か気持ちを返したくなる。
「♪生まれた理由も探せるよ…」とあるのはそういうところから出る言葉なのかなって、思います。
良いことも悪いことも全部自分以外の全てに支えられていると思うんです、何か良くないことが起きても、誰かが私を試してくれたという感謝。
いじめられても、私に傷つけられることの「辛さ」を教えてくれたことに感謝。
出来事全てが、あるもの全てが、私を形作ってくれている。それに感謝できたら、悩んでいたことが小さいことだと思えるよ。