今年でデビュー10周年を迎える嵐。
9/1(火)から【ARASHI Song Review 1999-2009】と題して、10年間でリリースされたシングル・アルバム・DVD収録曲のレビューを年代順にお送りしています!
『HERE WE GO!』 2002.7.17.リリース
プライベートレーベルのJ-stormが立ち上がり、以後音楽の路線の変化が感じられるこのアルバム。『Easy Crazy Break Down』『WOW!!』といったロック調、『君は少しも悪くない』といったR&Bを少し崩した感じの曲調、『A Day in Our Life』『ALL or NOTHING Ver.1.02』といったHIP-HOP調が増え、作曲も海外の方が参加されるようになりました。声の加工具合も落ち着いてきましたね、だって、リーダーのソロのはずが二人歌ってるように聞こえましたから(笑)レビュアー泣かせです。
J-Stormの立ち上げについては、『日経トレンディ』(2009年3月号)で、J-Stormの社長であるジュリーさんが語っています。レコード会社との意志疎通がうまくいかなくなったときに、文句をいうより自分たちで責任を持って手がけた方がいい、と考えてのことだったとか。曲の作り方も、職業作家の先生のカラー優先ではなく、新人でも無名でもいいから一番嵐に合ったものを選ぶ方法に変えた、とも語っています。そうした方針転換が、その後の多田慎也さんやyouth caseさんなど、最近の嵐さんの人気曲を作るステキな作家さんたちを生んだんですね。
#22 THEME of ARASHI
2ndアルバム『Here we go!』収録。
冒険の始まり。軍隊の行進。そんな映像が浮かぶ前半から、ガラッとジャジーなテーマ曲が。これがまたね…最近のファンならなおさら聞き逃しちゃいけない!翔くんが「SHOW」名義でラップ詞を書いていて、この先の嵐のメッセージソングのカギになっていきます。ふふふ(笑)翔くんは最初からこうするつもりだったのかな。だとしたらかなりの策士です。知っている人はニヤリと、なんのこっちゃ分からない方は「ARASHI is COOL~♪」と歌う曲の歌詞カードを見直して下さいね☆ベストの限定版にも入っていますよ。
翔くんはやっぱりちゃんと勉強をしてきたんだなっていうのと、教養の高いご両親に育てられたんだなというのが、ラップ詞に使われる言葉たちにも普通の会話でも垣間見えます。ちゃんと染み付いた自分の言葉だから、日常であまり出てこないような単語でも、若者言葉でも、どちらも違和感を感じさせない。それがテレビで見る「翔くん」ですよね。歌っている人と言葉がちゃんとリンクしていると、言葉は息をするんですね。
#24 Easy Crazy Break Down
2ndアルバム『Here we go!』収録。
「Broken Down!」と、ディストーションギターが響くイントロ。リーダーの情熱的なフェイクが重なり、重厚感のあるサウンドで終始聞き手を惹き付ける。。。たっぷり洋楽の要素が含まれて、前作のアルバムとは違う力強さが前面に出ています。サトフェイク&ソロは、フレーズの音の雰囲気に合わせているのか、声色を変えているようです。ヨーロッパのアイドルグループ「'NSYNC」の「ByeByeBye」にテイストが似て、Around 20にしては大人で、クールな仕上がりです。
#25 君は少しも悪くない
岩田雅之
2ndアルバム『Here we go!』収録。
この妖しげなサウンドも、新境地ですね。この曲もまた、'NSYNC(イン・シンク)を思わせます。'NSYNCといえば、サトママが好きなJustin Timberlakeが所属しているヨーロッパのアイドルグループでもあります(現在は活動休止)。プロデューサー陣がこれを知っていたのか…は分かりませんが、この先に発表される曲もBack Street Boysというよりは'NSYNCに近い雰囲気の楽曲が提供されているような気がします。リーダーがメインボーカルであることに変わりはありませんが、メンバー全員の声が聞き取れるほど、前面に出てくるようになりました。これからは、歌の成長のことを書くことができそうです(笑)
優しすぎて、自分を犠牲にしてしまう男性を描いた曲。
当時の嵐ちゃんがどうかは分かりませんけど…「今」という時間軸から言わせてもらえるなら、恋愛というフィルタを通して嵐ちゃんのことを言っているような、そんな気がします。良いのか悪いのか、なんてのは関係なく。
9/1(火)から【ARASHI Song Review 1999-2009】と題して、10年間でリリースされたシングル・アルバム・DVD収録曲のレビューを年代順にお送りしています!
『HERE WE GO!』 2002.7.17.リリース
プライベートレーベルのJ-stormが立ち上がり、以後音楽の路線の変化が感じられるこのアルバム。『Easy Crazy Break Down』『WOW!!』といったロック調、『君は少しも悪くない』といったR&Bを少し崩した感じの曲調、『A Day in Our Life』『ALL or NOTHING Ver.1.02』といったHIP-HOP調が増え、作曲も海外の方が参加されるようになりました。声の加工具合も落ち着いてきましたね、だって、リーダーのソロのはずが二人歌ってるように聞こえましたから(笑)レビュアー泣かせです。
J-Stormの立ち上げについては、『日経トレンディ』(2009年3月号)で、J-Stormの社長であるジュリーさんが語っています。レコード会社との意志疎通がうまくいかなくなったときに、文句をいうより自分たちで責任を持って手がけた方がいい、と考えてのことだったとか。曲の作り方も、職業作家の先生のカラー優先ではなく、新人でも無名でもいいから一番嵐に合ったものを選ぶ方法に変えた、とも語っています。そうした方針転換が、その後の多田慎也さんやyouth caseさんなど、最近の嵐さんの人気曲を作るステキな作家さんたちを生んだんですね。
#22 THEME of ARASHI
曲名 | 作詞 | Rap詞 | 作曲 | 編曲 | ソロ | サクラップ | サトフェイク |
THEME of ARASHI | 岩田雅之 | SHOW | 岩田雅之、Larry Hochman | - | ◎ | × |
2ndアルバム『Here we go!』収録。
冒険の始まり。軍隊の行進。そんな映像が浮かぶ前半から、ガラッとジャジーなテーマ曲が。これがまたね…最近のファンならなおさら聞き逃しちゃいけない!翔くんが「SHOW」名義でラップ詞を書いていて、この先の嵐のメッセージソングのカギになっていきます。ふふふ(笑)翔くんは最初からこうするつもりだったのかな。だとしたらかなりの策士です。知っている人はニヤリと、なんのこっちゃ分からない方は「ARASHI is COOL~♪」と歌う曲の歌詞カードを見直して下さいね☆ベストの限定版にも入っていますよ。
翔くんはやっぱりちゃんと勉強をしてきたんだなっていうのと、教養の高いご両親に育てられたんだなというのが、ラップ詞に使われる言葉たちにも普通の会話でも垣間見えます。ちゃんと染み付いた自分の言葉だから、日常であまり出てこないような単語でも、若者言葉でも、どちらも違和感を感じさせない。それがテレビで見る「翔くん」ですよね。歌っている人と言葉がちゃんとリンクしていると、言葉は息をするんですね。
#24 Easy Crazy Break Down
曲名 | 作詞 | Rap詞 | 作曲 | 編曲 | ソロ | サクラップ | サトフェイク |
Easy Crazy Break Down | 戸沢暢美 | - | Michael Clauss & Clas Wrigsell | 鈴木雅也 | O | × | ◎ |
2ndアルバム『Here we go!』収録。
「Broken Down!」と、ディストーションギターが響くイントロ。リーダーの情熱的なフェイクが重なり、重厚感のあるサウンドで終始聞き手を惹き付ける。。。たっぷり洋楽の要素が含まれて、前作のアルバムとは違う力強さが前面に出ています。サトフェイク&ソロは、フレーズの音の雰囲気に合わせているのか、声色を変えているようです。ヨーロッパのアイドルグループ「'NSYNC」の「ByeByeBye」にテイストが似て、Around 20にしては大人で、クールな仕上がりです。
#25 君は少しも悪くない
曲名 | 作詞 | Rap詞 | 作曲 | 編曲 | ソロ | サクラップ | サトフェイク |
君は少しも悪くない | 戸沢暢美 | Rap詞 | ◎ | × | × |
2ndアルバム『Here we go!』収録。
この妖しげなサウンドも、新境地ですね。この曲もまた、'NSYNC(イン・シンク)を思わせます。'NSYNCといえば、サトママが好きなJustin Timberlakeが所属しているヨーロッパのアイドルグループでもあります(現在は活動休止)。プロデューサー陣がこれを知っていたのか…は分かりませんが、この先に発表される曲もBack Street Boysというよりは'NSYNCに近い雰囲気の楽曲が提供されているような気がします。リーダーがメインボーカルであることに変わりはありませんが、メンバー全員の声が聞き取れるほど、前面に出てくるようになりました。これからは、歌の成長のことを書くことができそうです(笑)
優しすぎて、自分を犠牲にしてしまう男性を描いた曲。
当時の嵐ちゃんがどうかは分かりませんけど…「今」という時間軸から言わせてもらえるなら、恋愛というフィルタを通して嵐ちゃんのことを言っているような、そんな気がします。良いのか悪いのか、なんてのは関係なく。