Vol. #10-12【ARASHI Song Review 1999-2009】
今年でデビュー10周年を迎える嵐。
9/1(火)から【ARASHI Song Review 1999-2009】と題して、10年間でリリースされたシングル・アルバム・DVD収録曲のレビューを年代順にお送りしています!

#10 愛と勇気とチェリーパイ

曲名作詞Rap詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
愛と勇気とチェリーパイ戸沢暢美-岩田雅之岩田雅之-××

1stアルバム『ARASHI NO.1(ICHIGOU) 嵐は嵐を呼ぶ』収録。
ここにきて歌詞の読みが浅いことを痛感します。ついさっきまで、”「僕」が「君」を怒らせてしまって、どうにか機嫌を取ろうとしてるんだ、女心はそんな単純じゃないよ。確かに「愛と勇気だけあれば」なんて歌う曲は世の中にいっぱいあって(決してアン○ンマンを否定しているわけではない)それに比べたらいい意味でとってもリアルだけど、でも…。”
なんて。書こうとしていました。
この曲の「君」が思いのほか大人で、だけど特に何かに向かってがむしゃらなわけでもない、ごく普通に幸せな暮らしをしてる女性だとしたら…「僕」が一気に頼もしく思えてくるんです。。。例えば「君」に予想外の出来事が突然起きてしまったと…そんなときに僕はこれだけ支えられるよ。難しく考えなくていい、僕の気持ちはシンプルだし、安心して向き合っていけばいい。というね…。おぉー。試されてるのは「僕」ではなくて、「絆」だったんですね。

#11 DEEPな冒険

曲名作詞Rap詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
DEEPな冒険戸沢暢美-飯田建彦CHOKKAKU××

歌いだしから、ニノちゃんの声がよーく聞こえてきます。恋って例えるとどんなものだろう?思いがけない試練が待っていたり、小さいことでもいちいち一喜一憂しちゃったりして。試練が与えられた時には、嫌でも自分の想いと向き合うことになるけど、その辛さや切なさを味わうほど想いは強くなるもの。だから、素敵な未来はその先にあるんだと。
「全て知る頃離れられない」っていうのはどういうことなんでしょうねー。もう「君」にゾッコン、という感じでしょうか。すでに登場した「サワレナイ」「感謝カンゲキ雨嵐」「愛と勇気とチェリーパイ」も作詞が戸沢暢美さんという方なんですが、この方、作詞家として素晴らしいキャリアをお持ちです。今井美樹さんや国府田マリ子さん、KinKiKids、SMAPなどなど…林田健司さん(SMAPの「青いイナズマ」は林田さんのカバーです)や、森浩美さん(「青いイナズマ」作詞。SMAP提供曲が多いです)とのお仕事も多いようで。アイドルの楽曲を中心にお仕事されているようです。プロが書くと、こんなにも考えさせられるんだなぁ…

#12 Helpless

曲名作詞Rap詞作曲編曲ソロサクラップサトフェイク
Helpless椎名祐生-ZAKI岩田雅之-×

アルバムの中でも、嵐の曲たちの中でもとびきり異彩を放つ曲です。とことんポジティブ煽っておきながら、ここにきて「ザ・挫折」ですから。(笑)Bay stormのラジオレポを読んだ事があるんですが、2008/2/17の回でこの曲についてエピソードを語っていて。まぁ要は、、、ね。ここには書きません、前後の文脈もありますしね、せっかくなので調べてみてください。こういう曲はどちらかというとKinKiさんが歌うとグッとくるんだろうなぁ。「そんなことないよ。」と思えるというか。とことんポジティブな曲を歌う人たちが突然この曲を歌うと、「あぁそうなのですね、それは断腸の思いですね…」と思ってしまう(笑)歌い手のイメージというか人柄というか…本質というか。そういうのって本当に声に出るなぁと思います。