映画「赤毛のアン」はテープがすり切れてDVDに買い換えるほど、くり返し観賞していたのですが、
1度だけ観て「あ~、これ無理」と思ってしまったのが、アンの第三部作のラストを飾った、
どうしてダメだったのかといいますと、
・モンゴメリの原作から大きく外れている内容であること。
・前作「アンの青春」から10年が経過し、ストーリーに穴があること。
・主な出演者に「年齢」が見え隠れし、見てて切ない。
からでした。
いつの間にかマリラが亡くなってしまっているわ、グリーンゲイブルズが朽ち果てた状態になってるわ、
アンファンにとって胸がしめつけられるような暗い雰囲気を感じたのです。 (´□`。)
ところが、先日ストーリーを思い出そうとして、この「アンの結婚」を見直してみました。
あら、意外におもしろい。
ギルバートが戦地に旅立ってしまったり、アンが行方不明になった彼を探して、
イギリスやドイツを子連れで(アンとギルバートの子ではありません)さすらうなど、
「ああ、なんでモンゴメリの原作にもっと忠実になってくれなかったの」という不満感はあるものの、
独立した映画として観賞すれば、ミーガン・フォローズやジョナサン・クロンビーの演技力もすばらしく
戦争の空しさ、恐ろしさを語る秀作に仕上がっていると思います。
個人的には、赤毛のアンの映画は、第1・2作目で終わったかなという気がしないでもないのですが、
当時のカナダ、世界を襲った戦争を語りつつ、アンの物語とからめた本作品は、
一見の価値ある「アン映画」といってもいいのかもしれません.....。
