おはようございますテトです。


私がお世話になっている梨、葡萄園では、ブドウの剪定が終わり、現在は梨の剪定をしています。


梨の様子

あと、もうちょいで梨の剪定も終わります。

因みに梨はブドウの剪定よりも難しく、手間がかかるので、梨農家さんは減っているそうです。

ただ、私の周りの人は梨が大好きな人が結構いるので、これからも梨はたくさん育てたいと考えています。
※妻は梨があまり好きじゃないので、縮小させたいようです。

どちらにせよ、私がこの果樹園を引き継ぐことになったら、梨とブドウの比率をどうするかなど、真剣に考えなければならなくなるので、今からしっかりと勉強しなくてはです。

とにかく頑張ります。

さて、話は変わって、先日、父が息子に伝える哲学書という興味深い本を読みました。

私は本を読むことを日課としていますが、こういう当たり本を見つけた時は嬉しくて、本で得た知識を妻へアウトプットしています。

本は著者が人生を掛けて書くので、学ぶことがたくさんあります。

今回は哲学書の本から、あの大ヒットセラーの嫌われる勇気で語られていた「共同体感覚」や「他者貢献」の意味がようやく分かったような気がしました。

と、言うことで哲学書を読んで、感じたこと、気づいたことを記載したいと思います。

1.地球から見た自分と宇宙から見た地球

私という存在はとてもちっぽけです。日本人が1億人いるとしたら、私という存在は1億分の1になるわけなので、明日、急に私が不慮の事故で死んでも日本国にはなんの影響もありません。

そりゃそうだ。

では、地球規模で見たらどうだろうか。

世界人口が約80億人だとすれば、私は80億分の1の存在ということになります。

米つぶよりも小さそうです。

いちいち米1粒ずつを気にして食べる人がいないのと同じように、私の存在も居てもいなくても、またもや何も影響なさそうです。

では、宇宙から見た地球はどうだろうか。

宇宙からみたら地球は無数にある惑星の1つに過ぎないので、地球が爆発して無くなろうが、消滅しようが、宇宙からみたら影響はなさそうです。

そんなことを延々と考えていると、ちっぽけな自分が他人と比較するという行為そのものが、まったく無意味なことだと気付かされます。
※どちらが優れていても変わりはない。

ちっぽけなもの同士が競い合って、妬んだり、嫉妬したりするのが馬鹿らしく感じてしまいます。

話を戻して、そうなると私という存在は無意味な存在なのか?という疑問が湧いてきます。

そうだとしたら、ちょっと寂しいですが、私なりの答えとしては存在する価値はあるという結論に至りました。

2.自分からの視点

私の周りには妻と愛犬のテトがいます。

さらにニワトリさん達も一緒に暮らしています。

私にとっては家族は大きな存在であり、大切な存在です。

私が生きる意味といってもいいでしょう。

なので、地球から見れば私の家族はちっぽけな存在でも、私から見たら家族はとてつもなく大きな存在となります。

当然のことながら、立場が違えば見え方や価値が変わります。

そうなると、私という存在はどうなるのでしょうか。

少し話が逸れますが、タナトフォビアという存在を最近知りました。

タナトフォビア(死恐怖症)・・・死ぬのが怖くて怖くて仕方がない症状

私はこのタナトフォビアという症状を持っています。

タナトフォビアになると、小さな子供が寝付けなくて、死んだらどうなるの?と、母親に泣きながら助けを求める感情が、大人になってもあるような感じです。

常に死の恐怖がつきまとっている感じが抜けないのです。

そんな私でも、もし、この世に自分しかいなかったとしたらどうだろうか。

生きたいだろうか?

答えはそんな世界なら生きたくない。

死んだ方がマシだと思いました。

つまり、美味しい食事や何不自由ない生活が出来たとしても、共感や共有できる他者がいなければ何の意味もないことに気付かされました。

これは私にとっては大発見でした。

3.生きる意味

今回、学んだことは家族や友人、同僚、その他大勢との関係性によって、私は幸福感を得ることが出来ているのだと、ようやく理解出来ました。

日常生活の些細な会話や一緒に食事をすること、テレビを何となく観ることも、2人でいるという感覚(実際にいますが)によって、幸福感をもたらしてくれているのだと思います。

なので、私には生きる意味を与えてくれたのは家族であり、周りの人でした。

そう考えると、嫌われる勇気(アドラー心理学)に書かれていた幸福とは、他者貢献、共同感覚を持つことだという意味が理解出来ました。

ようやく腹落ちした感じです。

私の生きる意味を決めるのは他人でも、地球でも、ましてや宇宙でもなく、自分自身でした。

そして、幸福感とは誰かに必要とされていると感じること、内面の自分の心が存在価値を認めることなのだと思います。

なので、自分には嘘をつかない生き方をしないとです。

4.まとめ

本を通じて学ぶことはたくさんあります。

今回は違う本同士の点と点が交わったような不思議な感じがして、驚きました。

こんなこともあるのですね。

この世の中、まだまだ知らないことばかりです。

本を読み、学び、果樹を作り、ミツバチのお世話をして、好きなことを好きなだけやります。

生きるとは、今を大切にし、楽しむことだと思います。

これからはより一層、誰かのために、家族のために、ときには自分のために頑張っていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました(_ _)