あの日は退院してから一か月余りで、まだ床を挙げずにいて娘とＴＶを観ていました。
今までに経験したことの無い凄く気持ちの悪い「ぐわぁ～ん」とした横揺れを感じ、ほどなくして三陸沖を震源とする地震の余波だと知りました。
関西まで揺れが届く地震はいかほどのものかと身が震えて、そのあとの津波の恐ろしさを現実のものとは思えない映像が配信され、淡路阪神大震災の恐怖が蘇ってきました。
断層の真上に建っている我が家は２０年を経ても今なお動いて居間の天井に大きな亀裂を作り続けています。
畑の割れ目は消えても隆起して歪んだ地面はいくら修正してもフラットにならない。
わが家にして然りなのに、原発の処理すらままならない福島の人たちはいかばかりかと心が震えます。
「次に大きな災害があったら、リュックを背負って飛んで行く！」と決心したのに体調がついていかずに歯がゆい思いです。
せめて少しでもと思い、自分の出来る範囲でささやかですが復興の支援をさせてもらっています。
「花は咲く」を聞くたびに胸がギュッと締め付けられます。
一緒に口ずさめる日が一日も早く訪れますように心から祈りつつ。。。
ー東日本大震災の日によせてー