暮れも押し迫った先々週の日曜日に奈良吉野の山里にあるお醤油の蔵見学に行って来ました。蔵フェチのツレが常々一度は行ってみたいと言っていた「宮滝ポン酢」の醸造蔵は吉野川をズンズン山奥へ立ち入った人里の国道沿いにありました。
12月には珍しく青空で風もなく温かな朝だったので気分よく出発したのだけれど、
そこは雨男、途中から曇り空になっていよいよポツリと降って来た。
高速道路からは大和三山が見えて、畝傍山は名残の紅葉が綺麗でしたよ。
暮れの贈答用品の荷造りに休みの日も忙しくしていらっしゃる中を「15分だけなら。」と見学をさせてくださいました。
ガラガラっと引き戸を開けた瞬間からどわぁ~っとお醤油の良い香りが押し寄せてきて何だかドキドキする(*^-^*)
先ずは樽の中が見える二階へあがって醤油が出来るまでの工程の説明を聞く。
二階からは最後の工程のもろみを絞る年代物の機械が見える。
今は部品などなかなか手に入らないので、お蔵を閉める所から調達するそうな。
百有余年の吉野杉で作られた樽は今も現役で蔵の主となっている。
そしてその傍で一本一本手作業で瓶詰が行われているのです(@_@)
お店のほうには引っ切り無しにお客様がいらして大忙しでした。
お店では沢山あるお醤油やポン酢の試飲が出来ます。もちろん全部味見をしましたよ。
中でもダントツアユのお醤油が美味しかったです。
吉野川の小さなアユを譲り受けて長年の研究を重ねてこの味にたどり着いたとの事。
ポン酢、あゆ醤油、金山寺味噌(お味噌もあります)などを購入。
御次男さんが社長さんをなさって、長男さんが広報役だそうです。なんでも吉野杉にかかわるお仕事をなさっていたので樽に使う材木にはとても詳しく、あちこちの醸造蔵の話題でしばし盛り上がっておりました。
ツレの趣味にはなかなか乗ってくれる人など滅多と無いので嬉々としてお話は尽きませんでしたが、年末の一番忙しいときにお邪魔したのでもう少し温かくなったらぜひもう一度得心の行くまでお話を聞きたいものだとお醤油の香りがプンプンする帰りの車で申しておりました。
その日のお夕飯は娘にもらったズワイガニのお鍋にして宮滝ポン酢で美味しく頂き大満足の一日となりました。
梅谷醸造元さん、ホントにお忙しい中をお時間を頂きありがとうございました<m(__)m>