2015.11.25 @鹿児島 MOJO
EMILY+中嶌真平
photo by Snow Tac
温かいライブとなりました。
私たちのステージでの会話を皆さんが温かく見守ってくれた そんなライブでした。
まるで、マイクが一つの楽器のような、
相棒のような。。
もっともっと、たくさん楽しい会話をしたい、
深いところまで会話したい。
これは、語学留学の為に海外に行った時と同じような感覚。。
この人ともっと会話を楽しむ為、言葉や表現を身につけなくちゃ!という感覚。
ただ、音楽はその後がある。
私たちが会話できるようになった後に、
オーディエンスとのキャッチボールがある。
それができるようになるまで、
本当に応援してくださる皆さんに、私たちの修行の場面を見守ってもらえている
そんな環境に感謝しています。
歌には歌詞があるが、
音楽には 言語を持たない。
表現は全て 音です。
パフォーマンスというものは、音から現れてくるものなので、あまり そこから頑張る必要を感じてません。
まずは、内側の本質の部分に自分が気づかなければ、いくら外側を格好つけても、音楽の神様は微笑んでくれません。
アンバランスさに 自分が気付いているなら、
何故なのかを追求すべき。
自分が気づくのは唯一の救い
音楽は 形の無いものだから、
演る人も聴く人も それだけのレベルのある人じゃないと その物の価値を理解できないし、
そもそも、それだけ価値を理解できている人は、
理解できない人に 教える事は ほぼ無い。
同じ価値観が少しでも見えた人は、
これは運命としか言いようがなくて、
家族のようなものなので、
お互いの成長の為に切磋琢磨、
自分たちの信じるものをぶつけ合える。
だから、何事も 同じ価値観を持ってない人に
本気でゼロから教えていくってすっごく大変な事なんだろうな~と 私は思ってしまう。
教わる人にも 目的があるから、そのヴィジョンに近づく為のアドバイスをするしかできないのね。
ただ、本当に同じ所を目指しているなら、相手任せも ワンマンな考え方も 通用しない。
これは音楽だけの事ではなくて、
私が家族で経営するお店もそう。
私たちが社会に生かしてもらっている。
そのものの意味を、組織みんながほぼ同じ価値観を持って理解しないと
こんな小さな組織なら なおさら やっていけない。
ステージ上でのDUOという環境も、たった2人がお互いの価値観を融合させていくか、喧嘩のようにぶつけ合うかしかない。
大きなバンドになればなるほど、安定感が出てくる気がする。
結局、音楽は人間がするもので、
音を出した瞬間に 心がわかる。
ああ、コイツ、音が本気だな
と 音に生命が宿っているのを感じる。
ま、人それぞれ違う価値観を持っているわけで、
私の信じる音楽を、それは音楽じゃない!と言う人もいると思う。
音楽がスポーツの人もいれば、
音楽はプロレスだと言う人もいる。
芸術というものは、とてもデリケートなモノです。
お付き合いでどうにか出来るものでもありません。
どうかご理解していただければ、
きっと 表現者が伸び伸びと良い作品を生み出せる世の中になるはず。
私は、ただ、同じ価値観を持つ仲間と追求していくのみです。
音楽とは 生き様、
人生、 音楽。