6月21日『ここに咲く花』in JZbrat | EMILYのうた♪

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『ここに咲く花』



6月21日(月)



そこは、見上げる渋谷セルリアンタワー東急ホテル

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JZbrat

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タイトルは、『ここに咲く花』

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ここで歌うんだって、
ワンマンライブが決まってから、いつになっても実感が湧かなかった。


それどころか、
2週間前なんてどん底で、
私なんて、私なんて、、、って逃げてた。


きっと、応援してくれてる人たちが、こんな私を知ったら、
裏切る事になる。。。


そう思うと、また考え込んでしまって落ちていく。。。


そんな時に、うんうんって話を聞いてくれたMISAMISA

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バンドのみんなにも、初めての事が多くて、迷惑をいっぱいかけてしまった。

『悩め悩め!悩むってことは、成長してるってことやねん。』by.BU-NI

そう言って、私を許してくれて、私を信じてくれたジルティーソウルのみんな。

みんな信じてくれてるんだ。

そして、私は一人じゃない。


仲間がいる。


そう思って、ワンマンまでの日々を過ごした。

前日にママが鹿児島から駆けつけ、キレイな衣装を買ってもらい、

いよいよなんだな~って、この時も実感があまりなくて、、

私大丈夫か?って自分のこの変な余裕さが怖かった。


これは、諦めからの開き直りなのか、、

嵐の前の静けさなのか、、、

でも、切羽詰まってはいなかった。


私の中には、『楽しみ』という感情しか無かった気がする。

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リハーサルを終え、いよいよ始まるんだ、と
楽屋から出られない私は、客席を想像すると、少し不安になった。


お客さん居なかったらどうしよう。。。

って今更ながら、、、


でも、オープニングアクトとして、友情出演してもらったLutileのステージを、
楽屋から聞いてて、お客さんの大きな手拍子と拍手が、私を安心させた。

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私のお客さんって、温かい人たちばかりだって。

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楽屋から1歩踏み出すのにも、勇気が必要だった。

楽屋のみんなと抱き合ってパワーをもらって、ステージに向かった。


今まで、何度もJZにライブを観に来て、遠いステージだと感じていたけど、
お客さんの客席の間を通ってステージに向かう時、
「今日この場所は、私のステージなんだ」って、やっとここで実感した。

一人で弾き語る2曲も、一人に感じなかった。

お辞儀をして、最初に言葉はいらないと感じた。


 音譜気持ちを伝えよう (original)

14歳の頃に初めて作詞作曲した曲。
私の原点であり、今日のライブでは全ての曲に意味を込めてみなさんの心に届いてほしいと思って1曲目にもってきました。

 音譜AII BY MYSELF (cover)
 
この2曲を歌い終えてからのMCは、信じられないほどの温かさに包まれた。

気持ちを伝えようの1コーラス目は、緊張していた。

でも、そこからは自由だった。

自由な私の表現だった。


お客さんの力はすごい。

こんなにも私を受け入れてくれて、会場を温めて待っていてくれた。


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そこからは、カホン KUBOさんとギター ブレイズさんを招いてのアンプラグド編成。

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  音譜Lovin' you (cover)

  音譜こんな日には (original)

 音譜青い地球 (original)

お客さんが、笑顔でカラダ揺らしながら聴いてくれてた。

1stステージの最後の曲「青い地球」では、この曲ができたきっかけになった写真展の山本さんと野田さんという写真家さんにお願いして、この曲のテーマで写真のスライドを作ってもらって、
会場のスクリーンに流してもらう事ができました。

とても、素晴らしかったです。



1曲1曲歌うたびに、夢が叶っていく瞬間を感じる。

1stステージはあっという間で、楽屋に戻ると、
また、みんなが抱きしめてくれた。


私はいつも一人だった。

だから AII BY MYSELF を歌った。

ステージに鍵盤さえあれば、一人で歌う事ができる。

気づかなかったんだ。


大好きな音楽にも、仲間と生み出す素晴らしい方法があるという事。

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1stと2ndの間に、私の全ての友人への思いを込めて、

 音譜クロスフレンド(original)


そして、まだ出会って浅いけど、心通じ合う尊敬し合える大切なシンガー仲間を率いての曲を用意した。

 音譜YOU'VE GOT A FREIND(cover)

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キラキラTASHAキラキラ EMILYキラキラ Lutileキラキラ Lynキラキラ


きっとこれからも、このブログにたくさん登場してくるであろう人物たち星空


4人にとって、新しい道が開けたステージになったと思う。

と勝手に思っている。

というか、心から楽しめた。

そして、ステージに立つ女性というのは、みな女優なんだと思った。


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私にはまだ、オリジナルばかりで、カバー曲も等身大のものを選んで、
自分を歌うことで精一杯、、、

でも彼女たちは、その歌に入り込んで、その曲のヒロインになって歌う事のできるシンガー。

女優なのだ。


彼女たちから学ぶ事はたくさんある。

お互いが尊敬し合える部分を共有していけたら、私たちは最強になれると思った。


この曲を歌えた事で、再確認する事ができた。

だって、歌い終えて楽屋に戻った時のみんなと言えば、
大はしゃぎで、抱き合って、、、ふつうの女の子。


こんなに尊敬しているのに、みんな同じ女の子なんだ、とホっと思う。


このワンマンに来てくれていたお客さん方に、彼女たちを紹介できた事が何より満足だった。


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そして、2ndステージでは、また一人に戻り、

これからの私の広がる未来を信じて、そして2ndステージで新しい私をみなさんにお届けするという意味を込めて、


 音譜広がる世界(original)


$EMILYのうた


ここで、感じたのが、

「あっ、ここは完全にEMILYの世界になっている!」

という事。


程よくリラックスでき、変な緊張もいらない。
お客さんとは、とても近くて、一人一人と話しているみたいな感覚。


そんな時に、今回のEMILYカクテルを紹介した。


$EMILYのうた

前々回のナビカフェワンマンにいらした方は知っていたと思いますが、
実は、ナビカフェでもオリジナルカクテルを作らせてもらい、
その時の進化系カクテルだったのです。

私の大好きなビールとジンジャーエールを使ったカクテル「シャンディーガフ」に
花のような印象の色のフルーツリキュールをプラスカクテルグラス

とても豪華で素敵なカクテルさくらんぼ


『花』


紹介中にスタッフさんが持ってきてくれた、そのカクテルを
私が大はしゃぎで飲もうとしたら、
お客さんに「え~~!!」っと言われて、
構わず大笑いをしながら一口飲ませてもらったときの写真。


$EMILYのうた

とても楽しい時間でしたラブラブ


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そして!!

いよいよ!!

こんなEMILY観た事ない!!というステージ!!


■□■□■□■□■□JILTY SOUL■□■□■□■□■□

BU-NI(KeyBoard)
TSUTAYA(Bass)
BR'z(Guitar)
K.U.B.O(Drums)
KEN (sax)
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を招いての、フルバンドステージ!!


$EMILYのうた


 音譜街・時代(original)

私のいつもの弾き語りから始まり、、

$EMILYのうた

サビでドッカーン!とフルバンドサウンド!!


$EMILYのうた

もう、思い出すだけで興奮してしまいます。


$EMILYのうた

みんな、喜んでる。

お客さんも、友達も、フ~!とか、キャーとか言ってる!


私にもこんなにお客さんを楽しませる事ができるなんて、感動でした。


街・時代。
この日の、このバンドでやる為に書いたんだな~とまで思えてしまったほど、
私は、気持ちよく、感情にまかせて歌う事ができた。


そして、これもまた初めて見せたEMILY。

 音譜Feel like makin' love(cover)


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フルバンド、スタンディングでマイクのみで歌う私を、
改めて写真で見て、
私ってこんなに楽しそうに、気持ち良さそうに歌っていたんだな~と、
自分でも、本当に自然体だと感じた。

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こんな顔をしたり、

バンドのソロや、私のスキャットも、私は死ぬほど楽しかった。

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本当は、もっと飛び跳ねたかったのよアップ

でも、ヒールがね。。。(;´▽`A``

せっかくのドレス姿だったので、女性らしく、
でもまだまだはじけた女の子だって、みんなは知っているから、隠せないものですね。笑


たくさん盛り上がって、またピアノに戻り、
バンドは、ガラッとサウンドでしっとりの空間に変え、

私は、MCを続けた。


どうしても、この曲はバンドで歌いたかったのです。


 音譜追憶~THE WAY WE WERE~(cover)


小さい頃から、桜島が見える磯の海岸沿いをドライブしている時に、決まってながすお父さんセレクトの曲が録音されたテープに、ママの大好きな歌手、Barbra Streisandの曲がコンサートバージョンで入ってたんです。

そのオーケストラサウンドが忘れられなくて、今回歌いました。

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KENちゃんのサックスは、本当に私のイメージするこの曲に仕上げてくれました。


ママが歌う「追憶」は、私にとって特別で、
そんな特別な曲は何曲かありますが、私にはまだまだ超える事のできない、
ママが作り上げる世界があります。

そのママにとっても、私にとっても大事な曲たちを、
後を次いでいけるように、ママの歌っていた歌、というより、
私の歌にしていきたい。

その為には、この東京で歌っていくんですね。

私は、いろんなものを背負って、鹿児島から出てきて東京という街にやってきた。


逃げたくなる時なんて、たくさんあって、

帰りたいとまで思って、歌もやめたいとも思った。


こんなに世界は広くて、人がたくさんいる中、
私みたいな小さなただの女の子が一人、歌う事を辞めたところで、
世界は何も変わらない。

何も無かったかのように、みんなは自分に必死で生きていくだけ。

でもね、私は歌う為に生まれてきたのだと思う瞬間が、たくさんあったの。


それは、私一人では感じることのできないモノ。


歌う事で、喜んでくれる人がいる事。

私は、見失いかけてたのね。


私は、ママのように、

ママ以上になる為に、

これからの人生、歌い続ける為に、

今はこの場所で頑張るのです。


そんな覚悟を決めて歌わせてもらいました。


ラストソング

 音譜帰らない(original)


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私は、誰かを包み込める人間になりたい。

$EMILYのうた

歌う事で、人を幸せにできたら、、

$EMILYのうた

きっとそれが、私にとって何より一番幸せになれる事なんだと思います。



私は、人に笑顔と涙を与える人間なのだから、ステージでは涙を見せないと、BU-NIさんと約束して、そして最後の曲を歌いきり、お辞儀をして、ステージをあとにしました。


大きな拍手は、とても温かく、私の胸に響きました。




私を先頭にバンドメンバーと楽屋に戻り、私が発した一言は

気のせいかもわからないですが、、
BU-NIさんの潤んだ瞳を見て、

「あれ!?BU-NIさん泣いてます( ´艸`)??」



すぐさま「泣いてへんわ!!」と返されました。



会場では拍手を止めずにいてくれて、
アンコールを待ってくれていました。


私は、アンコールに応えて、BU-NIさんと再びステージに上がりました。

BU-NIさんは、グランドピアノに、

私は深くお辞儀でこたえ、

EMILYのプロデューサーである、BU-NIさんへの感謝の気持ちをこの場所で言葉にしようと、
BU-NIさんらしい素敵な音色を弾いてくれているBU-NIさんに向けて、

「私はこの人と出会えた事を、運命だと思っています!」

と言ったら、

いきなりピアノを弾くのを止めるという、無言の突っ込み!!


さすが関西人ですね(→o←)ゞ


$EMILYのうた

この時のBU-NIさんの笑顔の写真は、私の宝物です!!



そんなBU-NIさんのピアノでお届けしたのは、

 音譜赤とんぼ(cover)


$EMILYのうた

皆さんご存知の動揺の赤とんぼです。

2年前に渋谷FMで番組のコーナーを務めさせていただいた時にも、BU-NIさんのピアノで、
スタジオで生で歌ってラジオでお届けした事もありました。

私が、去年の秋から西新宿navi cafeというカフェで、毎シーズン小さなワンマンライブを重ねてきましたが、その第一回目の『秋に咲く私』でも、BU-NIさんとこの曲を歌いました。

そんな大切な曲です。

$EMILYのうた

(あとから、ママに「赤とんぼ」どうだった!?って聞いたら、(ママは外人なので、日本の昔の曲、動揺や歌謡曲など全て同じジャンルに聞こえるそうで)返ってきた答えが、、

「良かったんじゃない!!

演歌みたいでカッコ良かったわよ!!」

と言われました。笑)


『赤とんぼ』
とても物語のある曲で、BU-NIさんはまるで一つのドラマの背景を作り上げるかのように、
私は、物語を語るように、大切に歌わせてもらいました。


アンコールステージに上がる前に大切な友人からもらったヒマワリをピアノにのせ、
最後の最後に、
この曲を歌わせてもらいました。


 音譜花(original)


$EMILYのうた

「ここに咲く花」

この日の為に、いろんな場所で、小さな花を咲かせ、歌ってきました。

たくさんの人のたくさんの感情がこの曲に詰まって、



私は、もうこの曲が終わってしまうと、ここから去らなければならないのね。

こんな素敵な皆さんと今夜はこれでお別れなのね。


と切なくなってしまいました。

$EMILYのうた

思わず、最後のサビ前で歌が止まってしまいました。


私の中で、この空間をしっかり感じとり、目と胸と記憶に焼きつけて、

大きく深呼吸して、最後のサビを歌い、



ワンマンライブを歌いきりました。



人は、それぞれ、悩みを抱え、人それぞれの幸せを感じ、

自分の存在を確かめながら、自分の行き着く場所を求め、夢見ながら、

必死に生きる生き物なのです。



鹿児島に生まれて良かった。

この街に来て良かった。

たくさんの大切な人たちと出会えて良かった。

歌を続けていて良かった。


本当に、本当に、ありがとう。


$EMILYのうた

2010年6月21日、

確かにこの場所に、花は咲きました。