【 ノーベル賞受賞者からみる自殺といじめと共産思想の検証 水解蛋白
 
 1949年の湯川博士の受賞以降、1999年までのノーベル賞受賞者は50年間でたった8人でしたが、2000年以降のノーベル賞受賞者が、僅か16年間でなんと16人にもなりました。
それは、どうしてなのでしょうか> 。

 しかし、この連続受賞も後10年持たないかも知れません。
それは、詰め込み教育世代から次の世代へと移行人民幣匯率走勢 するからです。


 1958年、GHQの指導の下の戦後教育と呼ばれた新教育が終わります。
この年に、日本古来の躾(しつけ)等を重視した道徳教育が生まれました。

 世界の先進諸国に遅れをとっていた日水解蛋白 本は、科学教育を重視する「学習指導要領」が生まれます。
アメリカ統治の植民地教育のような戦後教育を止め、今までの付属的参考程度の教えから、強制力のある教育制度になりました。

 十年後の1968年になると、科学や化学、物理等を中心にしたカリキュラムが導入されます。
この分野(科学、化学、物理、数学)では、質も量も覚えなければ成らない事が圧倒的に増えて行く事になるのでした。
1992年の教育改革に至るまでこの教えは続きます。
1984年に、アメリカ式大学入学システムを目指した当時の中曽根康弘首相の主導で公布された臨時教育審議会設置法でしたが、日教組や詰め込み教育を好く思わない人達によって出来てしまった1992年のこの改革で、詰め込み教育は終焉の道をたどる事になるのでした。

 ちょうどこの詰め込み教育を受けた人達が、1946年生まれから1986年生まれになります。
そして、この詰め込み教育を大きく受けた世代は1955年生まれから1972年生まれと云う事になるでしょう。
更に、この教育を最大に受けた世代が1959年生まれから1962年生まれなのです。

 2002年、週五日制や教育内容を三割削減し、総合的学習の時間等が新設され、多くの子供達を常識知らずとか無知と揶揄(やゆ)されるゆとり教育が始まりました。

 最大に詰め込み教育を受けた時の一部の教科書の厚みが、ゆとり教育世代の教科書の5倍近くあった事は、語り草となりそうです。

 詰め込み教育によって、勉強についていけない児童・生徒が増加し、それらの生徒達を馬鹿にするなどのいじめが横行したり、馬鹿にされたりいじめられた生徒達が校内暴力などを起こす事件が多発した事により、詰め込み教育の弊害とされてしまいました。

 実際は、マスメディアを中心とした共産思想の人達が、子供なのに遊ぶ時間も惜しんでいる姿が子供らしくないし可哀相だと宣伝します。
落ちこぼれとされる子供達をけしかける番組作りや、勉強一筋の子供をガリ勉と揶揄して馬鹿にする番組作りをして行きました。
子供達が好く観るテレビマンガや特撮物の子供向け番組なども、勉強する子が悪で遊びまわる子供が善のような番組ばかりになって行きます。

 実際の学校生活においては、勉強が好きな子供や運動が苦手な子供の方がいじめられていると言う真逆の事が起こっていました。
先生までが、休み時間に教科書などを開いている生徒達を「子供らしくない」と批判や注意をする人が増えていったのです。
当時の大人たちの印象がこれらのメディアなどの影響に侵され、政府の教育の考え方まで変えさせてしまいました。
 
 そして、子供達の自殺者は、勉強の出来る子供達のほうが多かったのです。
しかし、本質と事実を確かめない教育者と呼ばれる人達は、真逆の対処をして行き、ゆとり教育を生み出すのでした。

 その証拠とも言えるように、増え続ける子供達の自殺する割合が増えている原因の本質を探る有識者と呼ばれる人を、未だに見かける事はありません。
入試などの学業の不審の悩みを、そのまま勉強のし過ぎと捉えているのです。
世の中の教育が、勉強をしない生活を推奨させられていたのに、実際は、入試が迫ると成績が上がらない為の勉強中心の生活をするしかないギャップを恨み、なかなか成績の上がらない自分にジレンマを感じている子供達が多い事を解っていません。