NYで観た友人がよかったと言ってた、レントのアンソニーラップの
一人芝居が来日するってことで行ってきました。



いつもどおり独断と偏見だらけの勝手な感想ですのでご了承願います↓

セットはシンプルにイスと机のみ。
あとはバンドとアンソニーに映像が少しとシンプル。

ストーリーはアンソニーのレントとの出会い、
そしてお母さまとの関わりを中心とした自らの歴史振り返り。

前半はレントが誕生するまでの物語を、本物が語る臨場感にドキドキ。
イスしかないけど、一緒に作り上げていく仲間たちが見えました。
そしてジョナサンが亡くなるの知ってるのに
一緒に「えっ!?」って茫然としたり……
(途中ジョナサンのセリフをしゃべるんが物まねみたいに見えて
 それが妙に似てて吹き出しそうになったのは秘密w)

後半は主にお母さまとの関係を中心に語られました。
離婚してお母さまに育てられ、離れて暮らしているお母さま。
愛してるけど、子役時代みたいな普通の役したら?とか言われたり、
自身のセクシャリティについての話をしようとして決裂して以来
少しわだかまりがあったけど、お母さまの病気をきっかけに
より深くわかり合えるようになったこと。
亡くなったら何をもらいたいかを語り合える親子関係素敵だなと思いました。

あたしも母と過ごす時間に限りが見えてきた年代なので
とても刺さるところがたくさんありました。

あとわーってなってきたらカウンセラーさんが言葉をくれるのですが、
時代も国も違うあたしも救われるような素敵な言葉だったのが印象的でした。
避けられないお別れはどうしてもやってくるのは悲しいけど、
そこから先に進んでいく希望も見える素敵な自分語りの作品だったので、
今回字幕付きで大阪で観られてよかったです。


『WHITHOUT YOU』(敬称略)
[演出]スティーヴン・マーラー
[劇作・脚本・出演]アンソニー・ラップ
シアタードラマシティ 8列センター

余談ですが、謎の客層で、せっかくの公演が若干のストレスでした……。
・高齢者がやたらと多い(爆睡のおじいちゃんもおった)
・途中入場多発
・上演中にしゃべる人多発
・開演5分前くらいに英語なん!?って驚いてるカップル