クンツェ&リーヴァイコンビの新作『ベートーヴェン』の
日本初日が明けました。



ちなみに世界初演は韓国でした。

2023年1月『ベートーヴェン』ソウル
2023年3月『ベートーヴェン』ソウル
開演前にリーヴァイさんにお会いしたので、韓国版も観たとお伝えしたら
喜んでくださり、韓国のカンパニーも日本のカンパニーも素晴らしいって
おっしゃっていました^^


いつもどおり独断と偏見だらけの勝手な感想ですのでご了承願います↓

まず第一印象としてはほぼ韓国版と同じでした。

ベートーヴェンの周りにいるゴーストたちもよく踊って歌って
スカート履いてる男性もいるし(でも岡崎くんデカいので最初から男性とわかりましたw)
グランドピアノは宙に吊られるし、2幕はベートーヴェンというより
トニとの不倫の愛の物語始まるし……と妄想韓国語での観劇も
そんな方向は間違ってなかったかなと答え合わせw

余談ですが、韓国で若干不安を感じたグランドピアノを天井に吊る演出は
日本のピアノのが小さいのかもしくは日本の技術なのか
そんなにぐらぐらしてなくて不安感はなかったです←

あ、でもトニの旦那と悪い弁護士の悪だくみのときの
謎のバスタブ登場はなくなってたので、なんでそこでバスタブ!?
というトンチキ具合を楽しみにしてる人は要注意です←

ということであのシーンさらっと終わったので、ダンナさんの出番少ないのですが
悪役シュガーさんという珍しい姿を観れたし、ちょっとの登場なのに
すごい声量で劇場を震わせていらっしゃったのが印象的でした。
でもでも花ちゃんトニがシュガーさんに「フランツ」って言うと
どうしても別の作品が頭によぎるのはどうしようもないwww
いつダンナさんがいい人になって花ちゃんを愛し始めるのか待ったけど
最後までむっちゃいやなダンナのままでしたwww

ちなみに悪徳弁護士役は渡辺大ちゃん。
貫禄もあったし、いつの間にやら東宝ミュージカルの常連になっていて
おっちゃんは感動でした←

そしてベートーヴェンがタイトルロールですが、トニとW主演って印象も
日本版でも同じでした。
特に2幕はトニの物語かな?ってくらいに、トニは心情を歌う曲もあるし
どんな流れでそうなったかよくわかるのですが、
対してタイトルロールのベートーヴェン自身は
あんまり自分のことを語らず、自分の中で消化していくタイプなのか←
トニが子供と会えなくなるって言っただけで、
特に苦悩も見せず、君は子供を選ぶべきだ、僕は一人で生きていくって
なるんで、もうちょい苦悩見せてほしかったな~と思ったり

でもそのあとの兄弟のシーンで、弟に感情ぶつけてたからいいんかな。
数年音信不通っぽかったけど、一番弱ったときに頼れる弟とかええ子やんか~
(妄想韓国版では弟にすがりつくウンテさんににやけて終わってた←
 弱ったよしおさんとかいほーせんせとの抱擁にも若干にやけたのは秘密ですw)

ウィーンとドイツと韓国と日本の合作のようなこの作品、
カテコでこれからはキャストと客席で作り上げていくと花さまがおっしゃっていましたが
これから日本でどのようになっていくのか、来年の兵庫での大楽(あたしの誕生日w)まで
楽しみにしたいと思います。

『ベートーヴェン』(敬称略)





[出演]井上芳雄 / 花總まり / 海宝直人 / 木下晴香 / 渡辺大輔 / 実咲凜音 /
    吉野圭吾 / 佐藤隆紀 / 他

日生劇場 S席 1階H列下手


あ、カテコが韓国風演出ありなので、早めスタンディングしないとキャスト全員にスタンディング風景みてもらえないかも…