夜公演何観ようかなと思ってたら、Studio Lifeがちょうど
この日初日だったので、久しぶりにウエストエンドスタジオに行ってきました。


しかも20年以上前にライフつながりで知り合って、その後お互いいろいろあって←
今はまたタイ沼で仲良くしているEさん(元青木くん担当)と一緒に!!!

いつもどおり独断と偏見だらけの勝手な感想ですのでご了承願います↓


モーリス・ルブラン「アルセーヌ・ルパン」シリーズの一遍
「カリオストロ伯爵夫人」を基にした音楽劇ということで
ウエストエンドのあの空間(80名くらいの劇場です)で
生ピアノ演奏なのにまずびっくりしました。

登場人物は4人だけ。
青木くん演じるカリオストロ伯爵夫人ことジョセフィーヌ・バルサモ、
怪盗ルパンになる前の若き二十歳のラウール・ダンドレジーのまつしん、
ラウールの恋人であり後に妻となるクラリス・デティーグは知らんから
最近の劇団員さんかと思ったら客演の方でした。
そして、石飛さんの演じる怪しいムッシュM。

ムッシュMと死んだと思われる伯爵夫人が出会い
伯爵夫人の人生について振り返るというストーリーでした。
初演から10年くらいたって同じ役をするとは驚きと青木くんが
カテコのご挨拶でゆうてはりましたが、
いやはや変わらぬ美しさとエキセントリックさで
こういう妖艶だけどどこか悲しさのある女性が似合いますね。
根っからの悪人だけど、愛する人に愛されたい心だけは
どうしようもなくて、なのにみっともなくすがっても
結局純情そうな若い女に走って捨てられるのが哀れで
涙を誘われました。

まつしんのラウールは相変わらずさわやかな見た目で
人の裏をかき、二人の女性をとりこにする男性を
魅力的に演じていました。
謎解き場面とかなかなか爽快でした。

クラリス役の客演くんは純情そうな見た目どおり
まっすぐな歌声と、強い意志のありそうな目が
なかなかよかったです。

そしてとびさんは金髪でド派手なメイクで怪しさ満開でしたが
実は一番の良心なのではなかったかな…
結構歌い上げる曲が多いのですが、
あのウエストエンドのハコで帝劇の声量なので
声の圧がすごかったですwww

いやはや贅沢で濃密な2時間弱でした。

『La Passion de L‘Amour』(敬称略)
青木隆敏 / 松本慎也 / 神澤直也 / 石飛幸治
ウエストエンドスタジオ