最近ふと、学生時代に英語の先生が最後の授業で紹介してくれたお話を思い出しました。

それはBrian Dysonさんというコカ・コーラ社の元CEOの方のスピーチで、ざっくりとした内容は以下の通り引用させていただきます。


【人生は5つのボールをジャグリングしている。その5つとは「仕事」「家族」「健康」「友人」「精神」だ。仕事のボールだけはゴム製のため、落としても戻ってくる。しかし、他の4つはガラス製で、落としたら傷が付いたり、割れてしまう】

https://note.com/midman/n/nfa3d8877658e



このお話しを初めて聞いた時は学生だったのでアルバイト位しか経験がなかったのですが、「人生ってそういうものなんだ」と新鮮な気持ちで受け取ったのを覚えています。


精神疾患を患った今思うのは、このお話しは本当にその通りだなという事です。

現在統合失調症を発症してから5年が経ちましたが、寛解したとはいえ、色々な面で完全に元通りに戻ったとは言えない状況です。

「新しい自分で病気と共存しながら生きていこう」とは思っていますが、失ったものもたくさんあります。


そういった意味で「精神」はガラスのボールだと実感していますし、「家族」「健康」「友人」も傷つけたり割れたりしないように大切にしたいと思っています。

「仕事」に関しては、私は働く事が好きだったので、統合失調症を発症した時に医師から「これまでのように働く事は諦めた方がいい」と言われた時はショックでしたが、休職期間や派遣切りなどの経験を経て今の仕事に辿り着いた事で、「仕事」のボールがゴム製だという事も実感しています。


人によって考え方は様々なので、「仕事」が人生の最優先事項という方もいらっしゃるかと思います。

そういった方を否定するつもりは全くないのですが、もし「仕事」と他のボール達のバランスに悩むタイミングがあれば、このお話を思い出していただけたら幸いです。


本日もブログを読んでいただきありがとうございました!



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