私はずっと接客業をしてきました。
自営業、スーパー、アパレル業、コンビニと、形はいろいろ変えてきましたが、ずっと接客業を選んできました。
それは私が人間が好きだという原点があるからです。
初めて会った人を「好き」から入るスタンスなんです
もちろん世の中にはいろいろな人がいて、長い間生きていると、残念ながら裏切られることもあります。
でも、私はやはり「好き」から入りたい
「好き」から入るということは、まずは自分を相手にさらけ出すことです。
こちらから働きかけて、自分の気持ちや考え方を伝える。
最初は警戒していた相手もだんだん心を開いてくれる。
接客業で毎日来てくださるお客様に挨拶をしていると、最初は目も合わせてくださらなかった方が、一週間たつと会釈で返してくださる。
1ヶ月すると、会話をしてくださる。
そんなたわいもない人間関係が嬉しいのです
病気になった時、職場の仲間にすべて話しました。
何かあった時に一番迷惑をかける人々だと思ったからです。
それに対して、みんな応援してくれたり、気遣ってくれました。
でも、心の中では、えー、忙しい時に抜けられるのは困るなぁ。
無理に仕事を続けなくてもいいんじゃないの?
病気のことを打ち明けられても、逆に何も言えないし。
と思った人も多いと思います
それでも、今の現状を正しく伝えることがみんなへの配慮だと考えたのです。
その上で、私の気持ちをわかってくれる人はたくさんいたと思っています。
話が少しずれますが、通院に私は市バスを使用しています。
市バスの運転手さんにもいろいろな方がいらっしゃいます。
私は降りる時にはいつも、「ありがとうございました。」と言って降りるのですが、何も返してくださらない運転手さんもいます。
それでも、乗せて頂いた私がお礼を言うのは当たり前だと思うので、必ず伝えます。
その言葉を聞いた運転手さんが少しでも何か考えてくれたらいいな、と思います
最後に人を「好き」から入ると、すごく心が穏やかになりますよ