鼠径部のあたりに盛り上がったしこりがあります。
これはお腹の中のがん細胞が、皮膚の上にまで大きくなってきた姿。
最初に気づいたのは4年くらい前です。
罹患して2年くらいしてから、かな?
何となく違和感を感じて触ってみると、皮膚の中の方に小さなしこりが。
CTで確認してみると、がん細胞がむくむくと大きくなっているところでした
それから時間をかけて少しずつ大きくなり、今では皮膚の上に直径10センチほどの塊となって存在しています。
何もしなければ痛くも何ともないのですが、下腹部が痛くなる時は必ずこの部分が痛くなる
がん細胞は成長するために、勝手に血管を作り、そこから栄養を取るらしいのですが、塊はまさに赤黒く、血管となっているようです。
表面に現れているのはここだけですが、こんな塊がお腹の中にいくつもあるのだろうな、と想像できます
毎日、このがん細胞の塊を触りながら、自分の今の状況を確かめています。
数年前に亡くなったがん友さんも、同じような大きな塊がありました。
この塊と共に生きていることを忘れてはいけない、と思います。
辛いけど、これもまた現実なので