はい。

 

突然恋愛脚本を描きたいと思っていた幼きえみりんぐが通ります。

 

彼と私のプロローグ。

 

彼とはひょんな出会いだった。

同じ会社に勤めていて

話したこともなかったけれど

ふと気がついたら飲み会の席で隣にいた

 

なんとなく、笑いかける私のくせ。

それに彼は気がついて

 

「大丈夫?」

 

と聞いてきた。

 

いやいや、私ちゃんと笑ってなかった?と焦った私だったが

 

「少し疲れているのかもね。酔ってるかも」

 

と答えたのである。それが初めての会話。

 

たくさんの人の中で

 

ふと、隣にいて、私の窮屈さを取り払ってくれた人。

それが彼。

 

 

そんな彼とは、それから長い付き合いになるのだが、

それは、その時の私は知るよしもない。