2月4日、手術翌日



タイトルのMTとは、ミュージックセラピストの略です。
音楽療法士と言います。
大学時代、私は音楽療法を勉強したくて、大学の先生が持っている自閉児のセッションにピアニストとして参加していました。当時はまだ大学に音楽療法科はありませんでした。
勉強するには自分で研修できる場所をみつけなければなりません。
しばらくして、ターミナルケアの音楽療法のボランティアをやることがありました。
癌などの疼痛緩和に役立つことを知りました。

話は手術翌日に戻ります。依然として痛みは止みません。
昨日のブログにも書きましたが、機械音だけの空間で気持ちが痛みに集中してしまいます。
痛み止め、一日4回MAXで飲んでも痛みは2割くらい引く程度。
看護師さんとおしゃべりをしていればまだ気持ちはそれます。でもずっとは無理。
夕方になってやっと看護師さんが気づいてくれて、ラジカセを持ってきてくれました。
(ICUには限られた物しか持ち込めません。)
「これCDも聴けますか?」とうかがうとそうとのこと。
「病棟にあるのなら持ってきましょうか?勤務時間が終わったら行ってきますよ!」
うれしい!感謝です。
ちょうど一人部屋だったので、ヘッドフォンなしにこの夜から桂くんが聴けますました。
気持ちもリラックスし、音楽に気持ちがいくので、だいぶ楽になりました。
まさしく、以前学んだことを体感しました。

夕方、初めての夕食。
半分食べられました。主治医も良く食べたね…と誉めてくれました。
足の麻痺は少しやわらいできました。けど、ずっと右足で左の感覚を確めました。

この日はMRIと頭部CTがありました。立っているのがやっとという感じです。
トイレに点滴を持って行きましたが、左足がうまくでなくて怖いので明日一般病棟に帰ってからということになりました。
それから、ドレーンが抜かれ、ホチキスでバチンと。
後日、息子はこのくだが気持ち悪かったと話していました。

この夜は桂くんの子守り歌で眠りにつきました。