独断で選ぶアーセナルに合うボランチ3選手

現在プレミアリーグで首位を走るノースロンドンに本拠地を構えるアーセナル。特に中盤のジャカ、トーマスがアーセナル好調の要因といっても過言ではありません。しかし彼らに代わる控え選手がいないという層の薄さが課題にあげられます。

苦い思い出ですが昨シーズントーマスの離脱から好調を維持していたアーセナルはペースを落としました。警告の多いジャカ、いつ怪我が起きるかわからないトーマスの代わりとなるのは調子の波が激しいエルネニーと出場する度に評価を落とすロコンガですが首位クラブの控えとしてはまずまずな印象を持ちます。ジンチェンコのインサイドハーフ、冨安のボランチといった応急対応はできると思いますが首位クラブにふさわしい本職のボランチが欲しいところです。

ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンス(レスター)やイングランド代表MFデクソン・ライス(ウエストハム)の獲得の噂を去年からよく耳にしますがその2選手を取り上げても面白くないのでその2選手除いたアーセナルにピッタリなボランチ3選手を紹介します。

 

サリフ・エズジャン(ドルトムント)

まず1人目は独1部リーグドルトムントに所属する25歳トルコ代表のMFです。

ポジションはセントラル守備的ミッドフィルダーですがセントラルミッドフィルダーとしての起用も可能です。彼の特徴はボール奪取能力とスルーパス能力の高さです。今シーズンの成績は0ゴール1アシストと数字は残せていませんが試合では安定したプレーをしています。そもそもゴールに絡むタイプの選手ではないためゴール数に期待するのはナンセンスだと思います。しかしパス能力はリーグ屈指の実力を持っているのでジェズス、エンケティア、ウーデゴール、サカやガビといった得点力のある選手が揃っているアーセナルとは相性が合うと思うので、アシスト数は2ケタを期待できます。更に怪我の少ない選手なので怪我に悩まされるアーセナルにとってはいい特徴ですね。

市場価格は$1854万であり控え選手としては手頃な価格といえるでしょう。

 

モイセス・カイセド(ブライトン)

続いて2人目は三笘とチームメイトであるブライトンに所属する21歳エクアドル代表のMFです。

ポジションはセントラルミッドフィルダーであり守備的な位置でも起用可能です。

最近三笘の活躍により日本人の間で話題になるブライトンですが、彼の名前をよく耳にする方も多いと思います。

彼の特徴はありふれたスタミナ、視野の広さから生まれるゲームメイカーとしての役割を持つことです。ブライトンのポゼッションサッカー象徴となる選手です。ブライトンの好調のカギは彼の存在だと思っています。彼の展開から三笘のドリブルという流れもよく見ます。それらの特徴からアーセナルに最も合う選手です。

しかし、チェルシーが彼と接触を始めているので今後の動向に注目です。市場価格は$2472万であり年齢とプレミアリーグの実績から見れば安いですよね。カイセドは個人的に今冬の移籍市場で1番欲しい選手です。

 

クアディオ・コネ(ボルシアMG)

最後の3人目は板倉と同クラブである独1部リーグボルシアMGに所属する世代別フランス代表に選出された経歴を持つ

21歳のMFです。

ポジションは1人目に紹介したサリフ・エズジャンと同じで

セントラル守備的ミッドフィルダーを主戦場としていますがセントラルミッドフィルダーとしての起用も可能です。

コネは21歳でチームトップのデュエル勝利数(207回)を誇っておりブンデスリーガ公式での22/23シーズンデュエル勝利数では1位べリンガム(ドルトムント)の266回に次いでランクインしています。因みに2シーズン連続トップの遠藤航は4位タイの197回です。

Bundesliga | Statistics 2022-2023 | Players | Duels won

さらにパス成功率も高くチャンスメイクも多く作れる選手なのでアーセナルにはもってこいの選手ですね。

市場価格は$2678万と2人目で上げたカイセドより少し高めの金額。すでに昨年から多くのクラブが興味を示しており2022年8月にニューカッスルが3500万ユーロ提示するも拒否されました。今後市場価値が上がっていきそうで現実的ではなさそうですが面白いと思います。

 

最後に1月23日現、首位のアーセナル。果たして中盤の補強は行うのでしょうか。今後の移籍の動向を注目し、怪我人が出ないことを祈るとともに19年ぶりのリーグ制覇に強く期待したいですね。