タイくん、進級しました
年中の最後の発表会
『11ぴきのねこ』の劇をしました
子どもたちが、このお話を選び、自分たちでセリフも工夫して、準備も子ども主体で進めていました
タイくんは、最初練習の途中で泣き出したりして、本人がしんどそうなら途中だけの参加にしようという話でした
でも、練習が進むにつれて流れがわかってきたのか、本番では、最初から最後まで泣かずに参加できました
ねこの役で、お友だちに座位保持イスを押してもらい入場して、そのままお友だちに押してもらい退場
子どもたちが、どうやったらタイくんも一緒に参加できるのかを考えてくれたみたい
みんなと同じようにセリフは言えなくて、演技もできないタイくん
参加できるんかな⁉️
みんなの発表の邪魔にならないかな⁉️って考えることもありました
でも、タイくんちゃんと参加してた
みんなと一緒で楽しそうだった
自分の出番以外でも、ちゃんと待てていて、もうただただ感動でした
本人の成長はもちろん、お友だちや先生方の温かい思いに涙が出ました
そして、年長さんになり、教室や担任の先生は変わったけど、加配の先生は同じ
私は一安心
でも、タイくん最初の2日ほど園に入る時に泣きました
今までは、入り口が別のところから入っていたのですが、年長さんの教室はその出入り口からは遠くて、話し合った結果、みんなと同じ入り口から入ることになりました
朝、一緒になったお友だちは、タイくんを見かけると、
「タイくん おはよう。」ってあいさつして駆け寄ってくれます
そして、下足箱の前にくるとたくさんのお友だちが声をかけてくれます
このお友だちパワーで、不安そうな顔も吹っ飛びます
1年で、タイくんクラスの人気者になりました
スーパーでも、いろんな子に声をかけてもらいます
他のクラスの子どもも
私が覚えられないぐらいたくさんの子どもとお友だちになりました
目立つのはもちろん、先生が各教室にタイくんを連れてあいさつに回ってくれたりしてるので、みんなに知ってもらえました
12月に就学の面談があり、
今までは、なんとなく特別支援学校に行くイメージでした。
実際、特別支援学校を見学してとても良かったし、ここかなと思いました。
でも、最近のタイくんとお友だちの関係を見て、正直こころが揺れます
地域の子どもたちと一緒に成長できたらいいなという思いが膨らみます
園長先生、療育の先生方、相談員さん、先輩ママ。
たくさんの人に話を聞いてもらって、日々気持ちは行ったり来たり
タイくんにとってベストってなんなんだうなー
言葉が出てたら、もう少しタイくんの気持ちが分かるのになー
タイくんは、5歳にしてズリバイを習得しました
もう回転移動を極めていたので、スリバイはしないかなと諦めていたら、突然、右足と左手を使って進み始めた
タイくんの見れないと思っていたズリバイが見られて素敵なサプライズでした