2004年の日本で

オレンジレンジの「花」

という曲がヒットしました。チューリップ赤

 

 

 

故竹内結子さん主演の映画

「いま会いに行きます」の主題歌になった曲

 

 

 

 

 

 

 

花びらのように散りゆく中で

夢みたいに君に出会えた奇跡

愛し合って喧嘩して

色んな壁二人で乗り越えて

生まれ変わってもあなたのそばで

花になりたい

 

 

 

 

映画の内容は、亡くなったお母さんが

夫と幼い息子の前に現れるというものでした。

 

 

 

 

 

その後映画が韓国でもヒットしたので

日本語のレッスンで韓国人の生徒さんに

紹介したこともありました。

 

 

 

 

 

最近この歌を自分の歌レッスンに

使ったことで再浮上しております。

 

 

 

 

 

この歌は曲の半分位がラップ。

それもかな~り低音の。

声の高い女性歌いづらい~チュー

 

 

 

 

聞き込んでるとある時、

その低音ラップの部分が

ポクポクポクの木魚音を伴った

お経のように聞こえてきまして笑

 

 

 

 

いずれ全て無くなるのならば

二人の出会いにもっと感謝しよう

 

ーーーーーーー

 

 

 

幸せに思う

めぐり合えたこと

俺の笑顔取り戻せたこと

 

 

 

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想い時を超え永遠に響け

君の喜び君の痛み君の全てよ

 

 

 

 

全てラップ部分の歌詞

 

 

サビのメロディは、耳に心地よく

すんなり覚えやすく軽やか。

歌えると気持ちのよい歌。

 

 

 

 

花びらのように散ってゆく事

この世界で全て受け入れていこう

 

 

 

 

以前はそちらに引き寄せられて

「ラップ長いな~」と思ってたのですが

今みてみると、この

ラップ部分がよき!ラブ

 

 

 

 

 

というのも

以前は単調にきこえたラップの音が

急に立体的になって踊り出したように見えた。

 

 

でもその踊りは

バレエのような天上の踊りではなく

地を這うような踊りだった。

 

誇らしい踊りというより

ちょっと拗ねた「おれっちなんか、、」な踊り。

 

 

 

 

「影の自分」の語りのように聞こえてきた。

本音の思い。

メロディには乗り切らないけど。

その気持ちが舞っていた。

 

 

 

 

言いたい事がつらつらいっぱいあって

カッコ悪いし、なんか、、

こんなの言ってもいいのか

どうだかわからないし、、、

 

 

自分の思い過ごしかもしれないし、、

言ったところで誰かが

嫌な気分になるかもしれないし、、、、

誰も聞いてやくれないだろうし、、

 

 

 

みたいな前置きに潰されて消えてしまいそうな

小さな声、でも小さくても

そこに確かにある思い

口に出してなくても

無くなりはしないその思い。

 

 

 

 

 

そういうものが、言葉になって、

ギュッと詰め込まれているのがラップ。

そんな気がしました。

 

 

 

 

 

その時々で細かい所はコロコロ変わったり。

楽譜にも採録できなかったり。

 

 

 

「如何に忠実にオリジナルを再現するか」

を競うクラシック音楽からすると

それは音楽なのか?

音楽のはずがない!

と嫌われてしまいそうなのが

ラップだったことでしょう。

 

 

 

 

ラップが音楽世界を覆っている今、

その議論も終わってるでしょうが。

 

 

 

 

 

 

綺麗なメロディがないから

いっそ音が力強い。

まるで足踏みしてるみたい。

 

 

 

時には地団駄を踏んで

時にはキーってなって。

時には、喜びで有頂天

なんかとても人間らしい

素足で踊る人のような音楽がラップなのかな。

そう思えると、ラップへの

見方がすごく違ってきた。

 

 

 

で、そんな気持ちできいていると

こんな思いが浮かびました。

 

 

 

 

 

 

ずっとどこかで拗ねてたけど

もうおれっちに良い事なんて

起こらないと思ってたけど

今、君に出会って、、夢みたいだ。

これは奇跡だ。

 

 

 

 

さあ咲きほこれ

もっともっともっと

 

 

 

いずれ全て無くなるのならば

二人の出会いにもっと感謝しよう

 

 

 

 

精一杯生きて

あなたのそばで花になろう。

 

心からこう思える人には

なんだか目には見えない金色の花が

降り注いでるのではないでしょうか。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

 

 

 

↑いじらしい照れ

愛と感謝が溢れてる。

 

 

 

 

今まで言わないで来たことも、、

大丈夫、出しても大丈夫

これからなら大丈夫

 

もう怒られたり、嫌われたり、

いじめられたりしないよ~

同好の仲間とも知り合える時代だよ。

今ならSNSで

 

 

 

 

時代がどんどん変化しています。

前そうだったから、

ずっとこうしてきたから、、を

変えても良いのだと思います。照れ

 

 

ラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブ

 

 

 

 

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後述:ラップ音楽に関して。

 

いわゆる「クラシック音楽」が構築される前は

即興の思いや情動を音にしてきたのが

古代の音楽だったことでしょう。

楽器の起源には祭祀が多くあります。

 

 

 

 

 

 

だから、ラップは

原始音楽に近いのかな、、とふと思ったら

こんなインタビューがありました。

ラップの歴史に関するお話。

https://nhkbook-hiraku.com/n/n12c6b0778439

 

 

https://nhkbook-hiraku.com/n/nfee119badd4a

 

ラップ門外漢には少しマニアックな話でしたが。

 

 

小林克也さん、佐野元春さん、

そして吉幾三さんの

「おら東京さいくだ」の頭部分

 

 

 

 

吉幾三さんも

「ちゃんと向こうのラップを意識して作った」

というふうにインタビューに答えてますんで

 

あれは日本のラップ音楽のはしりだった!

 

 

また、80年代半ばの「業界君物語」という歌が

ポイントだそうです。

 

 

 

2021年に話題になったの松たかこさんの

ドラマの主題歌もラップでした。

 

 

 

『大豆田とわ子と三人の元夫』

Presence」 

有名なラッパーさん達が出演している。

 

 

https://natalie.mu/music/pp/mameo

 

(この動画のラッパーさん

なんだかお坊さんみたいに見えてきた笑)

 

 

 

 

多様性を前提とする物語。

それと共鳴する音楽がラップだった。

ラブ

素敵ですね

 

 

 

 

街も人も思い出だって

全てが移ろってく

誰かに出会って

そして分かれてもう一度歩いてく

 

足跡はどこまでも伸びていく

物語の先は見えないけど

曖昧で純粋で

私が自分で決めた幸せの姿

 

 

 

 

ありがとうございました。