三橋美智也さんの愛終列車(1956年)とか

 

 

 

 

 

 

 

 

1970年代生まれの私には

「知らない歌」のはずなのだけど

何故か歌える。

幼い頃みた懐メロ番組のせいでしょう。

 

 

 

といってもそれも一、二度で

家のテレビから流れる声を

ちらりと聞いた位のものなのに

なんだかすごくよく覚えている。

 

 

 

 

藤山一郎さんの歌声もそう

 

 

青い山脈なんて1949年の歌らしい。

敗戦後の歌。

 

 

 

 

 

で、印象に残る声の

歌手さま達の事を調べていたら

ある共通点が見えてきた。

 

 

 

 

 

三橋美智也さんは

元々民謡歌手だった。

藤山一郎さんは

東京芸大出身の声楽家だった。

 

 

 

元々しっかりした声の層をもった

その上に流行歌を

のせていたという事。

 

 

 

 

 

 

すごく耳に残る

そういう人の声って。

短くても。

 

 

 

 

 

 

私は80年代の細川たかしさんの声が

好きだったのですが

彼もやはり民謡からの方です。

 

 

 

 

 

 

 

あと、八代亜紀さんの声も好き。

この方はベースに浪曲があるそう。

 

 

 

 

 

 

玉置浩二さんは、

おばあちゃんが

民謡の先生で

二歳!から民謡歌ってた!と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑この方たちは今世は歌手として生きると

決めて、そういう環境を選んで生まれて

実行した方達なんではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

実際、美輪明宏さんが細川たかしさんに

昔の番組「オーラの泉」でそう

おっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

天性の歌い手は咽を痛めない、

と美輪さんがコメント。
 

50歳を過ぎるとキーが

変わって下がってしまうが、

天性の歌い手はキーが変わらない。

 

 

細川さんも、

いっそ少し上がったと笑

 

 

 

 

上記の方たちは、長く歌われてる。

加齢で衰えるという

常識を超えた世界で

50を超えても声が朗々と出た方たちばかり。

 

 

 

 

 

 

彼らの声はすごく耳に残るし、

また声から風景が立ち上がってくる。

 

歌手の見ている世界を

手を繋いで

一緒に見ている感じを強く受ける。

 

聞く人にそこを感じさせられる人が

まさに「歌い手」なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

「声」くらいで、って思うかもしれなけど

声はとても正直なものだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。