家の近くに有名な竹林があります。

 

インスタで有名だそうで

都会から沢山の人が訪れます。

 

 

 

早朝、誰もいないその竹林に行って

独りで静かに歌っていました。

(囁くように歌いましたよウインク

 公共の場だから)

 

 

 

 

雨が沢山降った翌朝だったので

竹林はいつもにまして

しっとり

鳥の声も

より澄んでいるような

気がしました。

 

 

 

 

 

 

そこで竹に触れていて感じたことを。

 

日本の昔話に

かぐや姫ってありますよね。

 

 

竹から生まれた輝くような姫のお話。

 

美し過ぎて困る位求婚されて揉めて。

 

ついには帝まで

「姫と結婚する」と言い出して

月からのお迎えを迎え撃ったけど失敗。

 

姫はおじいさんおばあさんとの

分かちがたいご縁を

惜しみながらも

月の世界に還っていくという

日本人なら誰でも知ってるお話。

 

 

 

 

 

坊や~良い子だ

ねんねしな~↑の

まんが日本昔ばなし版

 

 

 

 

ジブリの映画もありました。

高畑勲監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多分かぐや姫は

「この世の存在」

じゃなかったんだろうなと思われます。

 

 

こんな話が日本のスタンダードなんて!

「宇宙人が出現」しても

日本人は他国より

受け止めが楽なんじゃないかと爆  笑

あら、そーなのねっ!」と。

元々何でもありの国。

 

 

 

 

かぐや姫の謎解きを

したいわけではないです。

色んな解釈があると思います。

 

 

 

 

 

私が気になったのは

かぐや姫もそうですが

桃太郎も(多分他の話にも)

 

 

なんで拾われた家が

老夫婦なのか

という事でした。

 

 

 

 

 

 

「子供のいなかった二人は

それはそれは〇〇を可愛がりました」

大体これです。

 

 

 

 

 

竹林でふと思ったのは

「おじいちゃんの愛」

「おばあちゃんの愛」

って無条件だなって。

 

 

 

 

 

親の子育ては普通

「この世で生きていけないでしょ!」って

やたらと条件つけてきます。

 

 

 

「宿題やってから」とか

「ちゃんと食べたら」とか

「中学生になってから」とか

これはダメとか

あれなら良しとか。

 

 

 

 

 

それはそれで必要なこと。

 

 

だけど

「何をやっても可愛い」という

めちゃめちゃ溺愛な

無条件の愛って

安らぐよね。チュー

 

 

受け止められ感ハンパない。

 

 

 

 

 

存在そのまま

認めてくれる愛。

 

 

言ったこと

やったことへの

評価に対するご褒美じゃなくて。

 

 

 

 

 

 

「傍にいるだけで幸せ」

そういう愛。

 

 

 

 

 

 

 

女の価値が「子供を産む」事であった時代

「子供が産めない女」は

石女(うまずめ)と呼ばれたようです。

(音からみて

語源は「産まず女」?)

 

 

 

↑こちらから

 

後継者育成を最重要事と考える社会では、

よく思われなかった。

石女がいると村が絶えるとか、

枯れるとかいわれた。

 

日本各地には色んな

石女伝説があるようです。

 

 

穢れと扱われた

婚礼に出られなかった、、

石女が村にいると神社の木が

枯れるといわれた、、等等

すごいな~!

 

竹取物語の時代にもあてはまるのか

どうかは良く存じませんが。

 

 

 

 

 

 

かぐや姫のおじいさんとおばあさんって

仲良く暮らしてた

というイメージが浮かびます。

 

 

心の良い人たち

 

 

 

 

妻にいつまでもネチネチと

「子供も出来ねえようなおめえを妻にして、、」と

言ってるようでもなく。

「子供さえいたら、今頃」とか

いつまでも悔いてる

そういう風でもなく。

(知らんけど!!)

 

 

 

 

 

 

なんとなく

かぐや姫が拾われたおうちは

諦めのレベルが潔く高い感じ

 

「努力しても、子供も生まれない」

「んだが、そんなこと、

 嫁に文句言ったところで

 どーにもなんねー」

 

 

「じいさま、おらに子供が出来なくて」

「おめえのせいじゃなかべ!

 気にすんな、

うんにゃ!いわんでええ」

 

こんな会話が聞こえてきそうです。

(100%妄想爆  笑

 

 

 

 

 

子育てが難しくなる理由の一つは

親が出来なかったことを

子供にやらせたがるから、

ではないでしょうか。

 

 

 

「私は大学にいけなかったから」

 (子供勉強したくない笑)

「ピアノ習わせてもらえなかったから」

 (子供ピアノやりたくない笑)

 

 

 

 

「自分の不安」や

「自分の叶わなかった何か」

「自分が子供の時にされて

悔しかった何か」が

悲しい程に

浮かび上がるのが子育て。えーん

自分自身をなぞっていく道だから

嫌でも思い出す。

 

 

 

 

自分がクリアになってないと

子供と自分をごっちゃにする。

子供がされたくない事を

してしまう、

 

 

 

 

 

 

 

おじいちゃんおばあちゃんという存在は

一世代クッションはさんでる分、

当たりがソフト

 

 

 

 

 

 

おじいちゃんおばあちゃんに

育てられた子って、

優しい子が多いな

と私は個人的に思ってます。

 

 

 

 

おばあちゃんがお土産に

持たせるものって

あれもこれも

お醤油の色や大豆の色っぽくない?

 

 

 

渋くて全体に茶色っぽくて

全然映えないけど、

身体にいい優しい味

量が多すぎ重い~

と文句言うと

「お世話になってる

誰かにもっていきなさい」

とか言いそう。

 

 

 

 

 

竹に触った一瞬、

こんな事を感じました↑

言葉の情報量を超えた世界なので

上手く言葉にならないんだけど。

 

 

 

 

 

 

かぐや姫は、

優しい人のところで育ててもらった

そんな気がしました。

 

 

 

じゃ誰が?

かぐや姫をそこに送ったのでしょう。

 

 

選びに選んで「この家がいい!」と

厳選セレクトしたのは

やはりかぐや姫を

大切に思ってる存在

なんじゃないかと

思います。

珠のように大切な姫を

どこにでも預けるわけにはいかないでしょう。

 

 

 

そしてラストには

うやうやしく

姫をお迎えにあがる彼ら。

 

 

 

 

 

 

 

こんなことを思ったのは

今歌ってる歌に

「受け止められて生まれる」

という歌詞があるからかもしれません。

 

 

 

 

アリア(平原綾香)

 

 

一人では歌は歌えない。

受け止められて生まれる

響き合う波を探して。

 

 

 

 

 

かぐや姫だけじゃない。

私らだって

受け止められた~い。

 

 

 

 

 

でもまずは

具体的な誰かじゃなくて、

 

 

私が私を

受け止めてあげられたら

それでいい

それがいい

私は思うんですが。

 

 

(相手が人だと

この前は受け止めてくれたのに

今日は冷たい!とか

お互いに言い出すから笑)

 

 

 

 

 

まずは受け止められて、

そしてその次は大切な人を

受け止めてあげたい。

 

 

 

 

 

夫の事も

もっと受け止めてあげたいな~

と思いましたウインク

 

 

 


 

 

その気持ちになると

この歌かな~

 

ユーミンの

「守ってあげたい」

 

 

 

 遠い夏息を殺し

 トンボを撮った

 もう一度

 あんな気持ちで

 夢を形にして。

 

 

 

 ↑この歌の部分が大好きです。照れ

 

 

 ごきげんよう。

ありがとうございました。