「（開幕ローテは）ほぼ決まっている。主力にけががない限り、ね」
投手部門を統括する川口投手総合コーチが、今後の投手起用についての方針を明らかにした。
注目は、今キャンプで中継ぎから先発に挑戦していた２年目の高木京が、１７日のロッテ戦（ＱＶＣマリン）の先発後、再び中継ぎ調整に戻ることだ。先発枠を争っていた高木京が中継ぎに復帰することで内海、杉内、沢村、ホールトン、宮国、菅野の６人で開幕ローテーションを編成することが事実上決定した。
４０年ぶりの連続日本一が命題となる今季。開幕ダッシュに向け、万全の布陣だ。２９日からの広島との開幕３連戦は宮国、ホールトン、菅野が先発する。開幕２カード目となるＤｅＮＡ３連戦には、原監督がＷＢＣの激闘や移動の疲労を考慮し、開幕カードの登板を見送ったＷＢＣ３人組が登板する。エースの内海、沢村、杉内の順番での登板が有力視される。
昨季は開幕直後に１勝７敗とつまずいたが、若手の台頭とＷＢＣ出場で経験値を高めた豪華布陣の今季はひと味もふた味も違う。盤石の６人衆が、ロケットスタートを演出する。