東京新聞杯(GIII 芝1600メートル・晴良16頭)は3日、東京競馬場11Rで行われ、岩田騎手が騎乗の2番人気、クラレント(牡4=橋口厩舎)が直線、鮮やかな差し切り勝ちで重賞3勝目を飾った。勝ち時計は1分32秒9。
レースはレッドスパーダが先頭に立ちトライアンフマーチ、スマートシルエット、リアルインパクト、そしてドナウブルーが追走する展開。レッドスパーダが先頭のまま最終コーナーを回ると、外からガルボが順位を上げていく。クラレントは先頭から6頭目、内を回って直線へ。
レッドスパーダが逃げ粘り、トライアンフマーチも追いすがる。しかし残り200メートル、外に出したクラレントが脚を伸ばし、この2頭をかわしてゴール。昨年10月の富士S(GIII)以来となる重賞3勝目を飾った。
鞍上の岩田は「スタートが良かったので楽に競馬ができた。距離は持ちそうだし成長力もありそう。この馬でクラシックに行けたら楽しみ」と満足そうな笑顔で話した。
2着は豪快な末脚をみせたダイワマッジョーレ、3着にはトライアンフマーチが入った。1番人気に推されたドナウブルーは10着。