【競馬】池添、今春に仏遠征!すべてはオルフェのために | スポーツは筋書きのないドラマ

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池添謙一騎手(33)が今春、フランスで騎乗することが24日、明らかになった。産経大阪杯(3月31日、阪神、GII、芝2000メートル)でオルフェーヴルに騎乗した後、2カ月ほど渡仏する予定。同馬とのコンビで凱旋門賞(10月6日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)制覇を目指して、腕を磨く。
今年こそ、最強のパートナーと世界最高峰のステージに立ちたい。熱い思いが、池添騎手をフランスへ駆り立てた。
「日本の競馬もありますし、フランスに行くかどうかかなり迷いましたが、自分ができることはやっておこうと。すべては、あの馬のためです」
24日朝、池添騎手が胸の内を明かした。
あの馬とは、もちろんGI5勝馬オルフェーヴル。デビューから主戦を務めていたが、昨秋の仏遠征では、凱旋門賞2勝の実績を持つクリストフ・スミヨン騎手(31)=仏=に乗り替わるという屈辱を味わった。同馬は今秋も凱旋門賞に再挑戦することが決まっていて、現時点では鞍上は未定。その座を射止めるべく、春はロンシャンで騎乗することを決めた。
「ロンシャン競馬場での経験という点が、乗り替わりの大きな要因だったと思う。フランスに行ったからといって凱旋門賞で乗れるとはかぎらないけど、(行かずに)後悔したくない。自分がやれることをやるだけです」と、力を込める。
産経大阪杯でオルフェーヴルに騎乗し、その翌週から2カ月ほど渡仏する。日本では4、5月はGIシーズンだけに、有力馬の依頼があればピンポイントで帰国する可能性もあるが、現地のエージェントを確保して、凱旋門賞の舞台となるロンシャンを拠点にキャリアを積む予定だ。
「ロンシャンは乗り難しいコースだと思うし、しっかり経験を積んで勉強したい」
昨秋の悔しさを糧に、世界の舞台で腕を磨く。オルフェの手綱は、もう誰にも渡さないつもりだ。