右肩痛を抱える日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が開幕(3月29日西武戦、西武ドーム)に間に合わない可能性が出てきた。20日、都内で行われた早実校友会設立80周年記念大会に出席し、右肩の状態について「慎重にならないといけないので…。2月中旬を目指します」とブルペン入りが大幅にずれ込むことを明かした。
当初は2月1日の春季沖縄キャンプ初日でブルペン入りする方針だった。ところが、11月の日本シリーズ中に右肩痛を発症し、今オフ、治療とトレーニングを並行して取り組んできたが、回復具合が思わしくなく、現在もキャッチボールしか行えない状況だ。開幕投手を務めた2年目の昨季は5勝8敗に終わり、今季は先発ローテーションを奪い取る立場になっている。斎藤は「開幕までに間に合えば」と前向きに話すが、3月のオープン戦で繰り広げられる先発争いに参戦しなければならない。
「1年目、2年目はいい成績とは言えなかった。3年目は本当に勝負の年になると思うので頑張ります」。キャンプの2軍スタートは決定的で、大幅な出遅れは必至となってきた。