【プロ野球】楽天ドラ1の森、驚異の身体能力…シャトルラン新人最多記録 | スポーツは筋書きのないドラマ

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脱落した6人を横目に楽天ドラフト1位の森雄大投手(18=東福岡)は黙々と走り続けた。楽天の新人合同自主トレが12日、Kスタ宮城でスタート。一定時間内に20メートルの距離を往復し、持久力を測る恒例のシャトルランで新人歴代最多の137本という記録を残した。
「シャトルランは得意だったので負けたくなかった。140本は超えたかったけど、きつかった」。これまでは11年の川口の133本が最多で、昨季盗塁王の聖沢は08年に132本。同じ高卒新人の田中は07年に97本だった。尊敬するエースを1・5倍近く引き離した森の身体能力に、2軍スタッフや球団関係者らの視線はくぎ付けとなった。
直球の最速は148キロ。利き腕となる左の握力が72キロもあり、球威は抜群だ。シャトルラン後のキャッチボールでは、しなやかなフォームで伸びのあるボールを投じた。首脳陣は高卒新人に無理をさせない方針でキャンプは2軍スタートが濃厚。それでも星野監督は「(日本ハム・大谷、阪神・藤浪の)2人よりも1軍で投げるのは早いのではないか」と話しており、アピールを続ければ1年目に11勝で新人王を獲得した田中のように開幕ローテーション入りする可能性は十分にある。
高校時代に甲子園を経験できなかった森は大谷と藤浪をライバル視している。それでも「焦るとどこかに負担が出てくる。大谷君とかも気になるけど、自分は自分。1月は体をつくりたい」とマイペース調整を口にした。無名の1位左腕が全国区へ名乗りを上げた。