ブラジルの名門ボタフォゴが名古屋DF田中マルクス闘莉王(31)の獲得に乗り出していることが26日、分かった。名古屋とは今季限りで契約が満了し、違約金ゼロで移籍が可能。クラブの年俸アップ提示にもサインせず、越年が決まっている。
「父親にはいろいろなクラブから連絡が来ているみたい。ボタフォゴもそう。ブラジルに戻って家族と話してからどうするか決めたい」と闘莉王。ブラジルで弁護士を務める父・隆二さん(59)には9年連続でJベストイレブンに選出された息子獲得の打診が届いているという。かつて鹿島を率いたオズワルド・オリベイラ監督のボタフォゴは昨冬、今夏の移籍市場に続き、獲得へ動くのは3度目だ。
この日早朝、フランクフルト経由で故郷ブラジルへ戻った闘莉王。実家があるパルメイラドオエシチ在住の子供たちにプレゼントするため、シューズなど荷物300キロを持ち込んだ。