【大相撲】亜大・森宗、角界入りで“第2の武蔵丸”目指す | スポーツは筋書きのないドラマ

スポーツは筋書きのないドラマ

ブログの説明を入力します。

今秋の東都大学野球1部の各大学の4年生の進路が決まった。今秋リーグ戦で3連覇を達成した亜大の森宗順平投手(22)は、元横綱・武蔵丸の大島親方が部屋付き親方を務める藤島部屋の内弟子として、26日に行われる大相撲初場所の新弟子検査を受検。大島親方は来春にも独立して武蔵川部屋を興す予定で、武蔵川部屋の内弟子第1号としてマウンドから土俵へと勝負の舞台を移す。
野村(広島)とともに07年夏の甲子園で準優勝した森宗が角界で頂点を狙う。新弟子検査に合格すれば甲子園に出場した投手として初の角界入りとなるが「まだ何も分からないけど、少しずついろんなことを覚えて頑張りたい」と丸刈り頭で決意表明した。
「人を助ける仕事がしたい」と航空自衛隊を受験したが不合格。就職先を決めかねているときに亜大の生田勉監督から「相撲はどうだ」と声を掛けられ、「中学くらいから興味はあった」と決意。生田監督の知人を通じて大島親方を紹介され、その人柄に引かれた。ソフトバンクから1位指名された同期の東浜に伝えたところ、「びっくりしていた」と笑った。
広陵時代は2年夏に野村の控え投手として甲子園で2試合に登板して準優勝に貢献。最速140キロ左腕で大学入学時もプロ入りが目標だったが、亜大では左肘を故障し、登板機会がなかった。
今後のテーマは現在の93キロから「130キロくらいまで」という体づくり。好きな食べ物はアボカドという一面もあるが、「ちゃんこもたくさん食べたい」と意気込む。大島親方についても「アメフトの選手から相撲を始めて、困難を乗り越えてきて強さを感じる」と心酔。第二の武蔵丸として、早ければ来年1月13日の初場所初日の前相撲で初土俵を踏む。