24日、名古屋競馬場で行われた第12回名古屋グランプリ(3歳上・ダ2500m・交流JpnII)は、道中2番手を追走していた岡部誠騎手騎乗の3番人気エーシンモアオバー(牡6、栗東・沖芳夫厩舎)が、2周目3コーナー手前で逃げる1番人気トリップ(牡3)を交して先頭に立つと、道中3~4番手の追走から連れて追い上げた4番人気クラシカルノヴァ(牡4)との2頭が最終4コーナーで後続を離しての追い比べ。結局エーシンモアオバーが追撃を許さず押し切って、クラシカルノヴァに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは、2分40秒3(重)のレコードタイム。
さらに大きく離れた9馬身差の3着に、道中2着馬と並んで好位を追走していた6番人気オースミイチバン(牡3)が入った。
なお、2番人気ナムラダイキチ(牡4)が4着、1番人気トリップ(牡3)は5着にそれぞれ敗れている。
勝ったエーシンモアオバーは、父マンハッタンカフェ、母オレゴンガール、その父Rubianoという血統。近2走は交流重賞で3着、2着と安定した先行策を武器に好走が続いていたが、昨年ニホンピロアワーズの2着としていたこのレースで、待望の重賞初勝利。通算9勝目となった。