フットサルのワールドカップ(W杯)が11月1日に開幕し、日本は1次リーグC組の初戦で前回王者のブラジルと対戦する。日本は前身大会の世界選手権を含め過去3度の出場でいずれも1次リーグ敗退。初の決勝トーナメント進出を目指す。
ブラジルは4度の優勝を誇る屈指の強豪。日本は4年前の前回大会で1―12と惨敗するなど、一度も勝利がない。ただ、日本は直前の強化試合で、このブラジルと初めて引き分け(通算成績は1分け12敗)、ウクライナには快勝。上り調子で本番を迎える。3大会連続出場の小宮山(浦安)は「勝負どころで鋭いカウンターを出せれば、相手に脅威になる」と、磨いてきた戦術に自信を示す。W杯デビューが期待される三浦知(J2横浜C)は「ブラジルのパワーに勝つには、チームが一つになることが必要」と話した。
大会は24チームが6組に分かれて1次リーグを戦い、各組2位までと、3位のうち上位4チームが決勝トーナメントに進む。C組ではポルトガルも欧州選手権準優勝の実績があり、日本はアフリカ王者のリビアとの争いを制して3位に食い込むことが現実的な目標となりそうだ。