サッカーの元日本代表の人気選手でフットサルのワールドカップ(W杯)日本代表に選出された三浦知良(45=横浜FC)が24日、東京・国立代々木競技場で行われたブラジルとの国際親善試合で“代表デビュー”した。試合は3―3で引き分けた。
「カズ効果」で会場は8000人を超える大観衆で埋まった。ベンチスタートの三浦は前半5分に初登場。「三浦カズ」コールを受けて、シュートを放つと大歓声が湧いた。前半には日本の2点目に絡み、後半には相手の強烈なシュートを頭で止めるなど、攻守に活躍。「年齢は数字で固定観念がある。それは仕方がない。でもピッチに立ったら関係ない」と話した通り、競技は違うが12年ぶりの背番号「11」の日本代表ユニホームで全力プレーを見せた。
1993年のサッカーW杯米国大会アジア最終予選で日本が敗退した「ドーハの悲劇」当時のユニホームで観戦した神奈川県厚木市の会社員、西尾光さん(27)は「この盛り上がりもカズさんだからこそ。特別な選手だし、頑張ってほしい」と話した。