サッカーのJリーグは10日、J1・J2合同臨時実行委員会を開き、2015年からの導入を検討していた7~8月開幕へのシーズン移行を見送ることを決めた。16年以降の導入の可能性については、さらに検討を続ける。
シーズン移行は、日本代表選手の過密日程を解消するために始まった議論で、日本サッカー協会やJクラブの代表などが昨年1月から検討していた。9日の実行委員会と10日の臨時実行委員会では、移行によって予想される長所と短所を議論した。
他競技との調整が必要な試合会場の確保の難しさや、真冬の観戦環境整備の遅れなどから、反対意見が少なくなかった。アジア・チャンピオンズリーグが夏開幕になる可能性があることから、継続して検討することになった。