競馬の最高峰、第91回凱旋門賞(GI、賞金総額400万ユーロ=約4億円、優勝賞金228万5600ユーロ=約2億2800万円、18頭立て)は7日、フランス・ロンシャン競馬場芝2400メートルで行われ、スミヨン騎乗のオルフェーヴル(牡4=池江)は2着に終わった。
最後の直線で先頭に立ったオルフェーヴルだが、残り50メートルでペリエ騎乗のソレミア(牝4=仏)にかわされた。
日本馬は1969年のスピードシンボリを最初に、凱旋門賞に昨年まで12頭が挑戦。99年のエルコンドルパサーと2010年のナカヤマフェスタの2着が最高だったが、オルフェーヴルによる日本競馬界の悲願達成はならなかった。
レースは、互角のスタートを切ったオルフェーヴルが後方2番手の位置取りで進み、道中やや行きたがるそぶりを見せながらも、スミヨンが抑えて外めを回る展開で最後の直線へ。満を持して残り300メートルで先頭に立ち、いよいよ悲願達成かと思われたが、直後につけていたソレミアの末脚にゴール直前で屈した。