有田ヘッドは近鉄、巨人などで名捕手として活躍。阪神でもコーチ経験があり昨秋、解説者から12年ぶりに現場へ復帰した。バッテリー部門の強化を任されたが、正捕手の藤井彰が度重なる故障で離脱。小宮山、今成ら期待の若手もポジションを獲得するまでには至らなかった。
さらに8月26日の広島戦(マツダ)では体調不良を訴え、試合中に球場を離れるなど健康面の不安もあった。
すでに来季へ向け、1軍打撃コーチに水谷実雄氏(64)、2軍監督に平田勝男氏(53)の招へいが決定済み。中西清起2軍投手コーチ(50)の1軍昇格も濃厚となっている。今後も投打の主要コーチの退団や配置転換が相次ぐことは確実だ。