【フォワ賞】オルフェーヴル5頭立ての5番枠…枠順決定 | スポーツは筋書きのないドラマ

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凱旋門賞の前哨戦、フォワ賞(16日、仏ロンシャン競馬場・芝2400メートル)の枠順が決まった。日本から参戦するオルフェーヴル(牡4歳、栗東・池江厩舎)は、5番ゲートからの出走に。5頭という少頭数でスローペースが予想されるだけに、初騎乗となるスミヨンの手綱さばきが見ものだ。
日本ではあまり見ることのない5頭立てだが、予想通りの少頭数に、池江調教師は冷静だった。「かなりスローになると思うので、その辺り(折り合い)がカギになると思う」。多頭数の激戦となる凱旋門賞本番とは異質な展開が予想される。ただ、トレーナーは別の視点で前哨戦を見ている。それはスミヨンとのコンタクトだ。
「調教ではうまく折り合っていたので、スミヨンは自信満々だけど、決して乗りやすい馬じゃないと思いますから」。2度の追い切りを含めて、新パートナーは調教で3度にわたり手綱を執った。それでも国内では、3コーナーで逸走した阪神大賞典を筆頭に“やんちゃぶり”を見せてきた3冠馬。「そんな甘いもんじゃないと、(スミヨンに)分かってもらえるような競馬をしてほしい」と言い切った。
この日は、ラモルレイ調教場の坂路を2本。17~18秒のペースで駆け上がった。「追い切りの反動も無く、状態はアップしています。キャンターも折り合っていましたけど、放したらどこに飛んでいくか分からないぐらい。走りたくて、ウズウズしている感じですね」。トレーナーは体調面に太鼓判を押した。
5頭立てだが、サンクルー大賞・G1を勝った地元の実力馬ミアンドルも出走予定。「凱旋門賞を狙ってきている馬もいるので、そのレベルの馬と競馬をして、本番へ向けての物差しになるんじゃないかなと思います」。凱旋門賞7勝の名伯楽A・ファーブル調教師が送り込む刺客との顔合わせは、悲願へ向けて最初の関門になる。