「道中スムーズだった。息の入りもいいし、無理しないで動けている。急仕上げ気味だった札幌記念よりいい感じ」と田辺。一流古馬を相手に仕上がり途上で健闘した前走から、大きな上積みを感じていた。
2冠牝馬ジェンティルドンナとは、チューリップ賞とオークスで対戦して1勝1敗。7着に敗れたオークスは、桜花賞を右後肢の外傷で回避し、NHKマイルCから中1週の強行軍だった。「あの時は条件が厳しかったし、参考外。そんなに差はないと思っています」と田辺は力強い。
11日にはハナズタイガー(2歳新馬)という心強い援軍が栗東に到着。「隣の馬房に馬がいるといないでは違いますから。秋華賞、エリザベス女王杯まで滞在する予定です」と松田助手。トライアルから本領発揮の態勢だ。