レッドソックス5-1ロイヤルズ(27日、ボストン)
レッドソックスの松坂大輔投手が、今季6度目の登板で初勝利(3敗)。7回を投げ5安打、2四球、6奪三振、1失点(自責0)、101球の好投で、右ひじ手術前の昨年5月8日、ツインズ戦以来、477日ぶりとなる復活勝利を挙げ、日本人4人目となるメジャー通算50勝目(33敗)を達成した。
右僧帽筋を痛め、7月2日のアスレチックス戦以来となるメジャーのマウンドに上った松坂は、初回先頭のダイソンにフルカウントからいきなり四球。ダイソンが二盗し、二塁のペドロイアが送球を捕球できず三塁に。一死後、3番・ゴードンの右犠飛で先制点を与えた。
実に4試合連続の初回失点。5試合連続の先制点献上と、またも不安な立ち上がりとなったが、その裏に3番のエルズベリーが、右翼席最前列に飛び込む2号ソロで同点に追いついた。
これで松坂は立ち直り、二回以降は直球主体で制球も安定し、危なげない投球。三回に4番のロスが勝ち越しの2点適時打を放ち、松坂を援護した。
六回には二塁打と四球などで二死一、三塁のピンチを招いたものの、ムスタカスを150キロ直球で空振り三振。その裏にエルズベリー、ロスの連続グリーンモンスター直撃二塁打と、ロニーの左前適時打でリードを4点に広げ、3人のリリーフが無失点に抑え逃げ切った。