【高校野球】藤浪、松坂以上の奪三振率 「伝説の左腕」に匹敵 | スポーツは筋書きのないドラマ

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大阪桐蔭・藤浪の凄さは、データが証明している。春夏合計9試合で90三振を奪い、奪三振率は驚異の10・66。過去に連覇を達成した98年の横浜のエース・松坂は8・82、10年の興南・島袋は9・46で、大きく上回った。防御率も1・07で、松坂の1・00に肉薄する数字だった。
今大会は36回を投げてわずか3失点(自責2)。失点しない要因は「先頭打者必殺」が挙げられる。準々決勝・天理戦の4回から24イニング連続で先頭打者を打ち取るなど、今大会の先頭打者に対する成績は、35打数2安打(1死球、2失策、1本塁打)。被打率・057、出塁率・083。相手に許した犠打はゼロだった。
5試合すべてで完封(うち準決勝、決勝ノーヒットノーラン)の偉業を達成した、39年の海草中(現向陽)・嶋清一は、5試合45回で先頭打者を出したのは3人で、出塁率・067。許した犠打はゼロ。藤浪は「伝説の左腕」に匹敵する快投だった。