桐光学園・松井は山内中時代には「青葉緑東シニア」に所属し、3年時に全国大会で優勝した。同チームの中丸敬治監督(60)は「松井はとにかく野球が大好きな選手でした。マウンドに立っているのが楽しくてしようがない、そんな感じの子でしたね」と振り返る。
入部した当初、遠投は約60メートルだった。同監督は「入ってきた時はぽっちゃりしていて、他の選手に比べて目立っていなかったですね」。ところが、1年ごとに肩が強くなり、3年時には100メートル近くまでになった。
入部当時からカーブには光るものがあったという。だが、あまりの曲がり幅に試合では捕手が後逸し、振り逃げが多かったことも逸話として残る。ドクターKの恩師は「ふくらはぎも、太腿もかなり大きくなった。まだまだ伸びしろがあると思うので、楽しみですね」とさらなる成長に期待を寄せた。